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外断熱が家族を守る 〇 デッドスペースの有効利用

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何度もご説明させていただいておりますが、外断熱では、気密・断熱ラインが構造の外側になることで、従来は家の外部として、扱われていた床下や小屋裏・壁の中までも、室内に近い温熱環境となります。

つまり、これまではデッドスペースだった部分が有効に活用できるという目にみえるメリットも生まれることになります。

通常、間取りプランを作成するにあたって、現在の住まいに対して不満な点をお聞きすると、暑い寒いは別にして、圧倒的に多いのが収納が少ないということです。

物をなかなか捨てられないという私達日本人の国民性もあって、物は年々増えていくのが一般的で、特に小さなお子さんいる場合はこうした傾向が顕著で、片づけるのもひと苦労するくらい物が増えていくものです。

しかし住宅情報誌やチラシに入ってくるプランを見ると収納率は8%から多くてもせいぜい10%といったプランがほとんどです。

建売住宅であれ注文住宅であれ、販売する側は将来収納に困るだろうくらいのことは、当然わかりきった話なのですが、お客様から指摘や要望がなければ提案されることは少ないのが現実です。

収納スペースを確保するということは、建売では不可能な注文ですし、注文住宅においても、設計変更や面積の拡大につながり、見積もり価格の上昇を招き、予算の折り合いがつかなければ、検討要素が増え、受注機会を失う可能性がともなうからなのです。

※ 収納率という言葉はあまりなじみがないと思いますが、単純に床面積に対して収納面積の割合がどの位かと言う事で、収納面積÷床面積で算出すればいい。

弊社で、プランを検討する場合の収納率は、最低でも15%から20%前後となりますが、予算アップを最小限にしつつ、収納率アップを可能にするのが1階や2階部分の小屋裏空間を有効に利用した収納計画です。

小屋裏の場合、もともと存在するスペースなのはお解りいただけると思います。

外断熱の場合、こうした空間も室内同様の環境となりますので、階段や内装部分のわずかな費用負担で、大容量の収納空間が誕生するのです。

もちろん、収納に困らないうちは、趣味のスペースやご主人の隠れ家・お子さんの秘密基地としても活用が可能となり、住まいにプラスアルファのゆとりが生まれることになります。





平成12年の建設省告示により、小屋裏や床下利用について容積率不算入の通達が出されました。従来、床面積としてカウントされていた小屋裏・床下利用ですが、それぞれのフロアの2分の1までの面積が不算入となったのです。加えてこれまでは、はしご式の階段しか設置できず、昇り降りが非常に危険でしたが固定式の階段も認められるようになりました。

こうした改正は、建築に携わっていれば当然わかっていることなのですが、改正されて15年近くも経とうとしているのに、あまりお客様には伝わっていないのです。

現在も、内断熱工法が主流の建築業界では、床下や小屋裏利用の施工は、工期も伸び、気密や断熱の面において、非常に手間もかかり困難で、さらに、設置しても後々暑い・寒い・結露するといった問題が生じる恐れがある為に、施工したくないのが本音なのです。

本来、お客様にとってメリットが大きいこうした情報も造り手側の事情によって広まることはないのが現実なのです。

※ 小屋裏を利用する場合、床面積にカウントしなくてもいい天井高は、1.4Mとなります。それ以上の高さを希望する場合は、床面積にカウントしなければならないので、3階建ての申請が必要となります。












2016.02.25:[なぜ外断熱なのか?]

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