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外断熱が家族を守る 〇ソーラーサーキットの家とは

外断熱が家族を守る 〇ソーラーサーキットの家とは掘Р菫

〇 風通しを良くして建物も冷ましてくれる家

ソーラーサーキットの要とも言える二重通気システムを支えている開閉の技術は、寒い時には閉鎖し、暑い時には解放するというのが、基本的な考え方になります。

つまり、冬の季節(11月から4月位)にかけては、床下ダンパーを閉鎖し、SC小屋裏ファンもOFFとし、春から秋(5月から10月位)にかけては、床下ダンパーを開放しSC小屋裏ファンもONにします。

宮城県の気候を考えると、概ねGWを迎えるあたりからダンパーを開放して、約半年間、閉鎖されていた構造躯体の中に新鮮な空気を取り入れます。

これは、押入れにしまっておいたお布団を外に干す感覚で捉えて下さい。壁の中にも空気が流れていると思うと何とも言えない爽快感が味わえると思います。

5月も中旬を過ぎると、日中の温度が25℃を越え、時には30℃近くなる日もありますが、通常の高気密・高断熱住宅の場合、日中の温度上昇に伴い室温も上昇し、暑苦しく感じるケースが生じてきます。

この時期にハウスメーカーの展示場を見て回ると気づくのですが、25℃を越えると多くのモデルハウスのエアコンか動いているのはそのためです。

ソーラーサーキットの場合、ダンパーを開放することで床下から外気を導入しますが、冷たさがまだ残る地表の熱を利用した爽やかな空気を室内側に設けたインナーサーキットに通気させます。この空気が淀みなく壁の中を通り小屋裏にあるSC ファンによって外部に排出されることになります。

こうした自然のエネルギーを利用した天然のエアコンともいえる作用により、壁の中の温度上昇を抑え、室内の爽やかな環境を創出するのです。

外の風などの状態にもよりますが、人が心地よいと感じるような時は、窓も開放するのももちろんOKです。

しかしながら、まだこの時期は、日中と夜間の温度差が激しく、夜間もダンパーを解放したままだと、冷たい外気が侵入し、室内も肌寒さを感じる場合がありますので、外気温が15℃以下の場合や寒く感じる場合は閉鎖するなどの調整も必要になってきます。

こうした作業が面倒だという声にお応えし、SCナビという外気温をセンサーで感知し、自動で開閉するシステムもご用意しております。

そして、梅雨に入ったら湿気の侵入を防ぐためにダンパーは閉鎖となります。外の相対湿度の高い梅雨時は、床下のカビや夏型結露の発生を防ぐためにも、湿気の侵入を抑えることが必要となります。

概ね宮城県の場合には、梅雨の明ける7月末か七夕祭りの頃までは、ダンパーは閉鎖します。

状況に応じて、エアコンや除湿機を利用して、湿度60%台の維持を心がけると快適な暮らしが送れます。

また、梅雨時であってもカラリと晴れあがった日などは、窓を開けて押入れやクローゼット内にも空気を通してあげるのも効果的です。

※ 7月〜8月の時期は、換気システムにリフレア(除湿装置)を組み込むと、室内の空気は常時除湿され、60%台の湿度を維持しますので、さらに効果的で暑い夏もエアコンいらずで過ごせます。

そして、梅雨が明けたら10月の中頃までは、ダンパーを開放して壁の中を通気させましょう。

構造の中にも通気性を持たせ、建物の耐久性を向上させるためにも大事な作業となります。

暑い夏でも、25℃前後という床下の地表の温度を利用した空気の流れを構造の中につくることで、壁の中の温度は外気温に比べ低く抑えられ、室内の温度上昇を防ぎます。

特に外気温の低下する夜間には、日中熱せられた建物を冷ます効果が発揮され、室温も同様に低下するので爽やかな朝を迎えられるのです。

ここが、熱ごもりによって暑くなり、冷めにくい、一般の高気密・高断熱住宅との大きな違いであり、夏場の冷房の負荷を大幅に低減するソーラーサーキットの最大のメリットです。

宮城の場合、30℃以内の暑さであれば、開口部からの日射の遮蔽などを心がけることで、エアコンがなくても十分扇風機でしのげますが、30℃を超え、暑く感じる時はエアコンを除湿運転させたり、27℃から28℃の温度設定で運転していただくことで、非常に快適な室内環境が実現いたします。

また短時間のエアコン利用や27℃から28℃位の連続運転であれば、ダンパーは開放したままでも何ら支障はございません。

※ もし、25℃〜26℃くらいに冷やしたいという方がいらっしゃれば、ダンパーは閉鎖した方が効率は上がります。お客様の体感や好みによって、カスタマイズできるのもソーラーサーキットの魅力です。家全体を空調するかどうかは、それぞれのライフステージで大きく異なると思います。成人前のお子さんも同居している場合は家全体を空調し、子育てが終わり夫婦だけで暮らす場合は、ある程度限定したスペースの方が、電気料金も低く抑えられます。外断熱と二重通気によって生じる、家を冷ます機能をもつソーラーサーキットの家で、暮らしに合った使い方をお楽しみ下さい。

また、手動ダンパーをお使いの方で、全部のダンパーの開け閉めが大変だという方は、1.2ヶ所の開閉でも効果はありますし、春と秋のお休みの日に5.6回全開放して、壁の中に新鮮な空気を取り入れるだけでも、構造にとってはプラスとなりますので、あまり深く考えずにファジーな感覚でご活用いただいてもOKです。

※ 床下ダンパーは長雨が続くような時や台風時にも閉鎖して頂いた方がベターとなります。SCナビを設置すると、こうした作業もボタン一つでOKですので、採用をお奨めしております。また床下ダンパーは、新築時のコンクリートに含まれる水分を出来るだけ早く除去し、床下の乾燥を促進する働きもございます。







2016.03.23:[なぜ外断熱なのか?]

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