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住み心地や健康を左右する換気の設計

弊社では、家の隅々が、綺麗な空気に満たされるように、換気設計においても、お客様の間取りや生活スタイルに合わせ、1棟ごとに綿密な換気設計を実施しています。

住宅業界における換気計画については、義務化なので、とりあえず設置するといった考え方が、未だに根強く、お客様の関心も低いこともあり、未だに低コストの3種換気が主流ですが、1種換気においても、グリルの数を少なくしたり、ダクトの長さやルートなど、コストダウンを重視した設計になりがちで、注意が必要なのですが、そこまで考えているユーザーはほとんどいないのが残念でもあります。

新鮮な空気を取り入れたい部屋の適切な位置に、給気グリルを設置し、排気しやすく、臭いや湿気を滞留させたくない場所に、排気グリルを配置することで、効率的な空気の流れをつくり、窓を開けずとも、適切な換気量が確保できるのです。

しかし、玄関クロークや洗濯物の家干しする場所などに、排気グリルもなく、湿気や臭いがこもるケースなども多く見受けられます。

また、気流が就寝中の顔付近にあたり、音が気になり睡眠を妨げたるケースもみられます。

そして、出来るだけ外の空気の汚れを排除して、室内に新鮮な空気を導入することが大事で、弊社では、換気本体の外気導入側には、防虫フィルター、外気清浄フィルター、高性能除じんフィルターの3層仕様を標準にしております。

高性能除じんフィルターは、外気に含まれる花粉やホコリなど10μm(0.01mm)以上の粒子を約97%除去して、清浄な空気を室内に導入し、きれいな空気で家中を満たします。

ご注意していただきたいのが、室内のドアや引き戸の開閉です。

室内の温度差を最小限にするためにも、出来るだけ扉もオープンにし、開放的な暮らしが必要であり、換気を正常に機能させるためにも、重要なポイントとなります。

弊社では、開放的な暮らしを送りやすいように、出来るだけ引き戸を採用しておりますが、引き戸は、閉めたままにしていると、汚れた空気が上手に排気しにくくなります。

※ ドアにした方が、コストは下がるので、普通の家ではドアの比率がどうしても高くなります。

もちろん、全て引き戸というわけにもいかず、耐力壁の兼ね合いもあり、ドアも設置する場合もあります。

ドアにはアンダーカットといって、建具の下側に換気のための隙間がありますが、オープンにした方が換気効率は高く、プライバシーや生活音などの影響がなければ、オープンにしておいていただきたいのです。

お子さんの部屋や寝室も同様で、お休みになる時なども、出来れば開放したままの方が、就寝中の呼吸によるCO2の濃度も上昇や夏場の湿度上昇を抑え、ぐっすり熟睡できます。

室内で、一番空気が汚れるのは、ベッドや衣類・電化製品なども置かれ、長時間、睡眠をとる寝室です。

また、昨今、寝室にウオークインクローゼットを設けるケースも多くなりました。

扉があるとついつい閉めがちになるので、出来るだけ設置しない様、提案していますが、要望によって設置するケースもままございます。



図にあるように、弊社では、ウォークインにも排気用のグリルを設けております。

これは、、寝室内の汚れた空気や湿気の溜まりやすいウォークインの空気を常時外部へ排出するためのものですが、扉を閉めたままにしていると、排気ファンが回っていても、ウオークインの中に負圧が生じ、空気の動きが悪くなってしまう場合があるのです。

オープンにしていただくことで、十分な気流が生じ、寝室の汚れた空気も、ウォークイン内もしっかり換気され湿気や臭いがこもらないというわけです。

また、ウオークインなどに、防虫剤を持ち込むお客様もいらっしゃいますが、防虫剤には、健康に影響を及ぼす化学物質が含有されておりますので、極力使用はさけていただきたいと思います。

害虫の繁殖条件も、カビやダニとほぼ同じで、換気が機能し、湿度を60%以内に抑え、適度な洗濯をしていれば虫食いの危険性は、ほぼなくなります。



押入れや物入れなどにも、扉をオープンにするなど、適度に空気の流れをつくっていただくと、カビや害虫の発生を抑えられるのです。

現代のシックハウスの多くは、内装材や家具・カーテンもさることながら、カビやダニの微生物が由来する有機化合物や日常使用する生活用品に含まれる化学物質の影響の方が遥かに大きく、消臭剤や芳香剤・柔軟剤・防虫剤や殺虫剤などを極力使わない生活を送っていただきたいと思います。

今、多くのご家庭では、空気清浄機を何台も設置しているようですが、本来、ソーラーサーキットの家には、空気清浄機は必要ありません。

ペットのいる家庭や焼き肉・鍋・タバコなどの関係で、複数置く場合は別にして、通常は1台あれば十分です。

そもそも、空気清浄機には換気の機能はなく、あくまで空気中の臭いや汚れの成分をフィルターに吸着させ、空気をろ過・循環しているだけで、呼吸によって減少する酸素や増加する二酸化炭素は変わらず、あくまで換気のサポート役という認識が必要です。

そして、置くなら、一番空気が汚れ、一番空気を取り入れる寝室に置くのがおススメです。

若干、これまでの生活習慣を変えるのに、とまどう部分も出てくるかと思いますが、アレルギー対策の観点からも、省エネかつ快適で健康な暮らしを実現するためにも、できるだけオープンな暮らしを心がけていただくようお願い申し上げます。

また、窓は開けてもいいですか?というご質問を時折いただきますが、窓を開けて人が心地よいと感じる時は、どうぞご自由に窓を開けていただいて結構です。

窓開け換気は、何と言っても、換気の王様です。

この時期の窓開けは、逆効果の時間帯も多いのですが、外の温度・湿度・雨や風の状況を考慮の上、上手な窓開けを実施していただきたいと思います。

ソーラーサーキットの家では、自然の力を活用するとともに、自然と仲良く暮らす事も快適に過ごすための大きなポイントです。

また、衣類害虫が家の中に侵入するのは、床下や窓からの侵入か、人が外から持ち込むというのが、ほとんどです。

窓開けの場合の網戸の位置は何気に重要で、小さな虫は簡単に入ってきます。

網戸の基本は、右側設置となりますので、くれぐれもご注意ください。












お気軽にお問い合わせ下さい

2018.08.10:[スタッフレポート]

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高橋 一夫 (タカハシ カズオ)

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