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換気のダクトにカビは生える?

お客様から、他社メーカーの営業マンが、一種換気のダクトはホコリが溜まってカビだらけになるからやめた方がいいと言われたが本当でしょうか?という質問がありました。

嘘か本当かと言われれば、まるっきり嘘ではありませんが、換気のメンテナンスや使い方を間違えなければ、カビが発生する心配はまずありません。

建築コストの関係で、3種換気が主流の住宅業界では、1種換気に対して、こうしたデメリットを強調する営業マンも多いのですが、間に受けて3種換気にすると後から後悔する危険が大きいので、注意が必要です。

実際に、ダクトがカビが生えてしまう建物があるのは、事実ですが、こうした家は業者の説明不足によるお客様の間違った使い方が主な原因となります。

ダクトにカビが生えるのは、換気のフィルターの清掃をせずに目詰まりを起こしたり、換気を消したりしている場合で、どちらも、長期間ダクト内の空気が動かずに淀んでしまった場合です。

その他にも、換気施工の不具合や、充填断熱に見られがちなダクトの断熱補強の不備によって生じる結露によって、カビが発生する場合もあります。

そもそも、カビが発生するには、空気(酸素)と60%以上の湿度と15℃〜35℃位の温度・栄養分(ハウスダストや皮脂や髪の毛)が必要ですが、この条件が揃っていても、空気が動くことによって、カビの胞子は着床することはないということを覚えておいて欲しいと思います。

いつも、梅雨時期には、押入れやクローゼットを開放して、たまには、扇風機をあてて下さいとご案内しているのは、カビの着床を防ぐためなのです。

弊社のお客様でも、稀に換気フィルターにカビが生えてしまったというお客様もいらっしゃいます。

これは、湿気の多い時期は、フィルターも湿気っぽくなり、ホコリが吸着し、目詰まりを起こしやすくなってしまうからで、清掃を疎かにしているとカビが生えてしまうケースがあるのです。

エアコンのフィルターなどもそうですが、梅雨に入る前と夏が過ぎた9月頃の清掃は、カビ防止のためには、必須の作業となります。

また、外の環境や室内の清掃・夏場の湿度状態によっても、変わりますが、ダクト内には、ホコリが、微量ながら付着します。

ただ、排気ダクト内の空気は、外へ向かって一方通行で流れているので、適度なメンテナンスと常時運転を心がければ、室内に空気が逆流することはないので、あまり神経質にならなくてもよろしいかと思います。

どうしても、気になる方は、排気グリルのカバーを取り外して、懐中電灯などでダクト内の汚れをご確認いただき、汚れがひどいような場合には、ダクト内の清掃も可能ですのでよろしくお願いいたします。

1種換気のダクト式は、メンテナンスが面倒ですよという方もいるようですが、メンテナンスは給気口が何か所もある3種換気の方が逆に大変で、ノンダクト式の一種換気も同様です。

電気代がかかるという方もいるようですが、24時間運転しても、月々1000〜1200円程度のイニシャルコストで、家中の空気をキレイにして、湿気や結露を防ぎ、健康な暮らしが送れるのです。

寒冷地は、省エネや快適性を考えても、計画どうりの換気性能を発揮し、湿気や結露を防止する上でも、一種換気の熱交換タイプが必須だと思います。

三種換気の住宅は、冬は換気を消したり、ドアを閉め切ったりして、換気不足や湿気や結露を招き、さらに空気の汚れや臭いをごまかすために、本来不要とされる消臭剤や芳香剤・防カビ剤や防虫剤などを多用することで、益々空気が汚れ、喘息やアトピーはもとより、シックハウスや化学物質過敏症などを発症してしまう可能性が高くなるという理解が必要です。

最後に、1種換気にしても3種換気にしても、換気設計では、2時間に1回の換気量を確保するような計画をしますが、気密性能が低いと十分な性能を発揮しません。

理由は、簡単で排気口のファンが回っても、家の隙間が多いと排気口周辺から空気を取り込んでしまい、リビングや寝室の空気を引っ張れなくなり、空気が淀み汚れたままの状態になるからです。

換気の基本は、空気の入り口と出口を明確にして、キチンと換気されることです。

気密が悪いと、換気は回っていても、換気されるのは排気ファンがある周辺だけとなり、換気のショートカット現象になるのです。

また、3種換気や気密の悪い1種換気の住いでは、寒さや光熱費の関係で、換気を消したり、ドアの下にあるアンダーカットの隙間を、スース―するといって、防ぐユーザーも多いのですが、空気が汚れ、余計な消臭剤や防虫剤を使用したりして、無駄な出費ばかりか、アレルギーはもとより、様々な病気が発症する危険性も自ずと高くなるのでご注意ください。

何度も、お伝えしていますが、病の半分が、空気の汚れと身体の冷えが引き起こすというのが、看護の母として、誰もが知るナイチンゲールの教えです。

空気の汚れは、目に見えないためになかなかピンとこないかもしれませんが、体内に取り入れる85%は、空気であり、その内の60%は室内の空気なのです。

換気は、健康維持のためにも、大事な空気の守り役ですので、是非ご理解下さいます様よろしくお願いいたします。


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2019.01.14:[スタッフレポート]

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