2019年8月18日
節約や我慢しなくても省エネな家を選びましょう。
画像は、23年に総務省が公表した3人以上の家庭の光熱費の平均ですが、東北地方の平均は、電気・ガス・灯油を併用しているご家庭では、年間で平均247,000円となっています。
その後のデータは、なかなか見つけられないのですが、震災以降、電気・ガス・灯油全てが25%程上昇しており、同じ使用量であれば、おそらく現在の平均は、年間30万程度になっていると言われています。
しかも、多くのご家庭では、年間25万~30万円の光熱費を費やしながらも、寒さや暑さ・湿気・結露の問題や不快な温度差などのストレスや大きな不満をかかえながら生活しているのが現状ではないでしょうか。
しかし、今後も、エネルギー価格や再エネ賦課金のさらなる上昇は必至で、炭素税や原発廃炉費用の国民負担等も考慮すると、近い将来、大きな負担を強いられるということもリアルに考えなければなりません。
住宅業界では、現在ZEH(ゼロエネルギーハウス)を軸にした営業展開を推進していますが、設備はともかく、ベースとなる家の気密や断熱性能が不十分な家も多く、いくら省エネ設備や創エネ設備を導入しても、結局は、エネルギーを浪費してしまい、節約意識がはたらき、我慢やストレスを強いられる生活を余儀なくされるという認識も必要です。
そして、我慢すればするほど、従来の局所暖房の生活になってしまい、家の温度差による、湿気や結露・カビやダニなどの問題は解消されずに、住む人と建物の健康を脅かしてしまうから厄介なのです。
弊社の外断熱の家にお住いのご家庭の平均光熱費は、約18,000円前後であり、中には15,000円以下で、寒さ暑さを感じず快適に暮らしているお客様も多くいらっしゃいます。
小さいエネルギーで、室内の空気質(清浄さ・温度・湿度)を整えた、空気のバリアフリーの家にすることこそが、真の省エネ住宅であり、賢い節約つまり賢約とも言えるのではないでしょうか。
太陽光を搭載する場合でも、㎡あたり0.4KW~0.5KWで十分にゼロエネになり、しかも、家中の温度差も少なく、きれいな空気に満たされた快適な暮らしと人と建物の健康をいつまでも守り、50年後も価値ある住まいが実現するのです。
今後、住まいの光熱費は、生きている限り続く、生涯コストという考え方が必要で、家の資産価値を左右する重要な要素となる時代になってきました。
車の燃費同様、家の燃費を重視した家づくりを進めていただきたいと思います。
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