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住まいのDIY講座 No.19 ~持っていると便利な電動工具(上級編)~

家にあると便利な工具シリーズの第2弾マニア編です(笑)。家と別棟の倉庫でもあれば
便利と言えますが、普通の家では「家にあると邪魔な工具」と分類されるかもしれませ
ん。でも、欲しい・・・

◆テーブルソー・・・丸ノコを逆さにして、工具を動かすのではなく、材料を動かして
 加工する機械です。工具を動かすよりも圧倒的に正確なカットが可能です。安価な
 丸ノコでこれ自体を自作する人もいます。(私もその一人です)
   

◆トリマー(ルーター)テーブル・・・これもトリマーもしくはルーターを逆さにして
 ビットが上に向いて回るというちょっと危ない機械です。加工する材料が小さいほど
 加工性がよくなります。箱を作るときにあられ組をしたい!という人には是非持って
 欲しい工具です。
   

◆ビスケットジョイント・・・これをどういう工具か説明するのは若干難しいのですが、
 簡単に言うと、材料と材料を内側から接続するための加工をする機械、と言えばいい
 もしれません。棒状の材を接ぎ合わせて板にするときや、ビス穴を見せたくないときに
 使います。(ビスケットという木片チップとセットで使います)
     

◆インパクトドライバ/レンチ・・・工事現場でダダダダダという打撃音を聞いたことが
 あるでしょうか?あれがインパクトです。その名の通り、回転方向に打撃を加えて、
 高トルクの締め付け作業を行えるものです。広葉樹の加工には必要ですが、針葉樹の
 DIYだと不要かも・・・
   

◆ボール盤・・・これは小学校とか中学校の図工で使った方も多いと思います。ハンドル
 を回してドリルで穴をあける機械です。垂直穴あけよりも角度をつけて再現性よく穴を
 あけたいときに大活躍します。
   

◆振動ドリル・・・形はドライバドリルやインパクトと似ていますが、基本は穴をあける
 工具で、進行方向(穴をあける方向)に振動して、くれます。なので、ドライバーの
 代役にはなりません。コンクリートにアンカーを打ち込むときなどに使います。
   

◆スライド丸ノコ・・・これは大工さんが必ず現場に持ち込みます。加工幅が約30㎝と
 制約がありますが、その中で垂直・角度切りには絶大な効果を発揮します。カウンター
 や巾木・廻り縁・笠木などは、ほとんどこれでカットしています。
   

◆バンドソー・・・DIYでも大工さんでもほとんど使いません。製材所か、家具工房に
 あるくらいでしょうか。丸太から板を切り出す際には必須の機械です。また板を厚み
 方向に半分にするとかいう超マニア向けの用途で使います。
   

◆プレーナー・・・いわゆる電気カンナで、ハンディの電気カンナもありますが、通常は
 片面用手動の電動カンナ、厚み調整用の自動の電動カンナがあります。手動カンナで
 片面仕上げと端面の垂直だしをして、自動カンナに通すのが一般的です。すごい音と
 木くずが出るので、近所迷惑にならないようにしましょう。
   

もう上級編の後半以降の工具は、どこに向かっているの?という世界になりますが、
ここまで持っていれば、ほぼ大工さんと同じ仕事ができます。(もちろん腕前は別と
して!)ほとんどが私も持っていないものですが、お金も置き場もないので、老後の
楽しみにとっておきます・・・

営業・加納