2019年4月26日
富谷市でも香料自粛の一斉通知
昨年12月に、多賀城市教育委員会より、市内の小中学校生徒の保護者に、香料についての文書が配布されましたが、富谷市でも同様の通知が出されたようで、富谷のお客様からメールを頂戴しました。
2月の富谷市議会で、「香害問題」が、取り上げられたのは聞いておりましたが、若生市長始め、市役所や教育委員会の方々にご理解いただき、早速、対応していただいたようです。
※ 香害とは、香水や香り付き洗濯洗剤・柔軟剤などの香料に含まれる香り成分に起因し、頭痛やアレルギーなどの症状が誘発され、健康に害を受けること。
全国的にも、香料によって体調を崩し、学校に行きたくても行けない児童が増加しており、県をはじめ各自治体・医療機関などでも注意喚起を行っていますが、こうした動きは、益々増えてくるのではないでしょうか。
私たちが、普段、無意識に使用している香製品のほとんどは、人工的につくられた合成界面活性剤が添加され、人口の香料も石油から製造されており、自然界ではなかなか分解できず、排水に流され、海を汚し、水産資源物にも悪影響をもたらし環境を悪化させているのです。
その魚介類や海草を私たちは食べて生きており、海の水が蒸発して雨が降り大地に降り注ぐわけで、全ては循環しており、負の連鎖はどこかで食い止めなければなりません。
そして、呼吸や肌からも体内に取り込み、健康を害したり、知らず知らずのうちに、他人様にも迷惑をかけてしまっているのも現実なのです。
スメハラではありませんが、いい香と思っているのは本人だけで、その香によって、苦痛だったり、体調を崩している方は、身近にもたくさんいるという認識も必要です。
そして、臭いという意思表示が出来ずに苦痛を強いられている人も少なくありません。
これから夏に向けて、県内での小・中学・高校では、エアコンの設置が急ピッチに進みますが、換気不足と高湿度の中、香りよる2次被害が広がらないうちに、その他の自治体でもこうした動きが広がることを切に願います。
昨今、SDGsやエコシル消費の取り組みが徐々に広がりつつありますが、人々の健康や環境への影響をしっかり考えた消費や生活を心がけていきましょう。
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