2019年3月6日
寝ている時に風邪を引きやすいのはなぜ?
一番風邪の引きやすいのが就寝中というのをご存知でしょうか。
就寝中は、唾液の分泌や水分の補給も出来ない為に、鼻や喉の粘膜に付着したうウイルスを胃に落とし込むことが出来ず、ウイルスが体内に侵入し増殖して感染しやすくなるのです。
特に、口呼吸の方は、ウイルスの侵入を防御出来ないために、感染しやすいそうですが、鼻炎・鼻づまりによっても、口呼吸になってしまうようで、この時期は花粉症で鼻水が止まらないという方なども注意が必要だと思います。
睡眠に適した冬の寝室の温度は、概ね16℃~20℃と言われておりますが、10℃以下になると、冷たい空気を吸うことで体温も下がり、寝室の寒さによって中途覚醒やトイレの頻度が増すことで、寝不足を招き、さらに免疫力が低下し、風邪をひきやすいとも言われております。
そして、33℃+ー1℃・湿度50%前後という理想的な寝床内(布団の中)環境をつくろうとするのですが、寝室が寒い場合や冷え症の方は、靴下をはいたり、厚着をしたり、布団を何枚もかけたり、電気毛布やカイロなどを使うのが一般的です。
人間は、眠っている間も、500mlほどの汗をかくと言われていますが、33℃前後の寝床内温度は、寝つきには適度な温度でも、就寝中は蒸し暑くなったり、身体が圧迫されて何度も寝返りを打つのが一般的です。
その寝返りが妨げられるのが、厚着のパジャマや何枚もかける布団となり、寝返りの頻度が多いと、布団がずれ、寒さで頻繁に目が覚め、睡眠の質の低下を招き、風邪も引きやすいというわけです。
睡眠評価研究機構代表の 白川修一郎医学博士によると、免疫は、空気が汚れていると、ハウスダストや空気中の有害物質の対応に追われ、ウイルスの防御まで、免疫が働かなくなるというから驚きです。
特に、体調がすぐれない時や、寝不足で疲れが溜まっている時などは、要注意となります。
免疫は、体に侵入する細菌や有害物質のほか、1日5000個発生するとも言われているガン細胞とも、日夜を問わず戦っており、出来るだけ戦う相手を減らすことも大事なことではないでしょうか。
空気の清浄さや温度・湿度のコントロールされた、寝室環境の中で、睡眠の質を高めることは、免疫を高め、風邪やインフルエンザばかりでなく、様々な病を予防するためにも重要となります。
インフルエンザや風邪の予防するために、就寝中も加湿を心がけて下さい。という話をよく聞くと思います。
こうした意見は、あながち間違いではありませんが、断熱性能の悪い家で、過度な加湿をすると、湿度が高くなり結露の発生や、寝具のダニの繁殖にもつながり、逆効果になる場合も少なくありません。
普通の家では、一番結露が起きやすいのが寝室と言われていますが、温度差のある上に、就寝中の人の呼吸や汗による水蒸気の影響も大きいからです。
乾燥して、就寝中や目覚めた時に、よく喉がイガイガして痛いという方も多いのですが、喉のイガイガの原因の多くは、粘膜に張り付いたハウスダストが大きな要因です。
通常の家では、リビングのダニアレルゲン数を1とすると、寝室の布団の上げ下ろし時には、ナント1000倍となり、就寝中でも、寝具内のダニアレルゲンの影響を受け、10倍ものアレルゲンを寝ている間に吸い込んでいると言われています。
喘息の方が、弊社の宿泊体感展示場に宿泊すると、喉や鼻が乾燥しても、不思議に痛くならないですね~と言われますが、これは、空気がキレイだからで、粘膜に張り付くハウスダストの影響が非常に少ないからなのです。
家内も喘息持ちで、以前は、寝ている時もマスクをしておりましたが、ソーラーサーキットの家に住んでからは、湿度30%台でも、マスクがなくとも咳き込むことはなくなりました。(寝室にはダイソンの空気清浄機もつけています。)
外断熱の家に暮らす大東オーナーの皆さんから、子どもはもちろん、家族全員が、風邪をひかなくなったという声をよく頂戴しますが、空気環境と温熱環境の優れた家は、キレイな空気の中、体温の低下も防ぎ、ぐっすり眠れることで、おのずと免疫力も高まり、病気を未然に防ぎ、健康に暮らせるようになるのではないでしょうか。
湿気や結露の心配なく、家中の換気がしっかりなされているので、適度な清掃さえ心がければ、カビはもちろん、寝具のダニなどの影響も少なく喉のイガイガは本当になくなり、よくありがちな、お布団が湿っぽいとか、冷たいということもなく、いつもフカフカな状態を保ちます。
スムーズな寝返りには、掛布団の重さは2キロ以内が一応の目安となりますが、冬でも、薄手のパジャマと羽毛布団一枚になることで、寝返りもスムーズになるのです。
不思議なことに、少し熱っぽいな~とか、頭痛がするな~といった、風邪などの初期症状の場合でも、一晩ぐっすり眠ることで、次の日には回復しているという方も非常に多く、インフルエンザに罹患しても、早期に回復するという話を良く聞きます。
ちなみに我が家では、家族の誰もがインフルエンザの予防接種を受けていませんが、ソーラーサーキットの家に住んでから、インフルエンザにかかったことはありません。
特に、免疫や肺機能が未発達な小さなお子さんや、アレルギーの方・肺機能が低下している高齢者の方々は、空気の汚れと身体の冷えは、禁物ですので、長時間眠る、寝室の空気環境や温熱環境は非常に重要だということをご理解いただければ幸いです。
以前、お風呂の水の塩素除去に紹介したビタミンCの原末ですが、風邪の予防にも抗酸化にも効果大です。
同封のスプーン1杯で1グラム摂取すると、1000㎎ですので、レモン50個分のビタミンCとなります。
価格も、200グラムで2300円ぐらいなので、1日2回、500㎎ずつ、水やお湯で薄めて飲んでも200日分となり、とてもリーズナブルです。
ビタミンCの場合は取りすぎても水溶性なので、体外に排出されますので特に問題はありません。
朝晩の食事後に摂取するといいようですので、バカにされたと思って是非お試しください。
白川先生の睡眠についての記事を紹介しますので、ご興味のある方は読んでみて下さい。
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