2019年2月5日
シックハウスの相談もお気軽にどうぞ。
アレルギーやシックハウス・化学物質過敏症の疾患と、室内の空気環境や温熱環境との関連性について、いつもブログで紹介させていただいておりますが、私自身の知識レベルが、いか程なのかを試す意味もあって、昨年、シックハウス診断士の試験を受験してみました。
なかなか勉強する時間もなく、合格するかは未知数で、落ちたら笑われるので、密かに試験を受けたのですが、おかげ様で合格通知が届きました。
自分でいうのも何ですが、4択形式の100問と300字程度にまとめる記述式の5問の問題があり、結構難易度が高いテストでした。
ということで、日頃から空気環境について、様々投稿しておりますが、一応シックハウス診断士として、確かな知識に基づいた投稿ですので、これからもお付き合いいただければと思います。
さて、めまいや頭痛・目の疲れや湿疹・吐き気など、何か調子が悪いという方、もしかするとその症状は、シックハウスかもしれません。
最近のシックハウスは、新築やリフォーム時ばかりでなく、古い住宅でも発症するので、注意が必要です。
〇 カビや細菌など、微生物由来の揮発性有機化合物(MVOC)
〇 ダニの死骸や糞・ペットの毛や皮脂など、ハウスダストの中に含まれる有機化合物
〇 開放型暖房器具の燃焼による発生する窒素酸化物(NOX)・硫黄酸化物(SOX)
〇 大気中のPM2.5の微粒子の室内への流入
〇 除草剤や消毒など、農薬に含まれる化学物質の流入
〇 空気中に蔓延する化学物質の化学反応や酸化による新たな化学物質の発生
〇 日常、使用する消臭剤や芳香剤・合成洗剤や柔軟剤・防虫剤や殺虫剤の製品に含まれる化学物質の影響
防犯上の問題やライフスタイルの変化によって、窓開けによる換気も疎かになる中、換気不足の家も多く、換気装置があっても消したり、メンテが悪く機能していないお宅も多いのが現状です。
また、室内での家干しや冷暖房器具の普及によって、室内の空気は、外の10倍以上も汚れているとされ、湿気や結露によって、湿度の高いダンプネス状態の中、建材や家具・カーテンに含まれる化学物質も揮発しやすくなっているのです。
シックハウスは、化学物質過敏症の発症にもつながっており、実に化学物質過敏症患者の6割は、シックハウスが引き起こされているとも言われています。
家の素材も大事ではありますが、無垢材や自然素材にも天然の化学物質が含有しており、自然素材で空気がキレイになったり、シックハウス対策になるという単純なものでもなく、日々の生活環境もシックハウス症候群の要因になるということを、是非、ご理解いただきたいと思います。
そして、これらの化学物質の体内へ侵入する経路は、呼吸のほかにも、食物や飲料水など口から侵入するケースと肌から侵入するケースもあるのです。
現在の住いやこれからの家づくりにおいて、シックハウスについて、何かお悩みやお困りごとが、ございましたら、何なりとご相談いただければ、無料で対応いたしますので、お気軽にご相談いただければ幸いです。
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