2018年9月21日
体温を上げて免疫力を高める
TVや雑誌などでよく見かける「体温と免疫力」の関係を少し説明させていただきます。
体温が1度下がると免疫力が30%低下して、逆に体温が1度上がると免疫力は5倍から6倍になるそうです。
これはどういうことかというと、体温が下がると血流が悪くなり、免疫力も低下し、体内に異物を発見しても、素早く駆除してくれる白血球を集めにくくなり、ウイルスや細菌に負けて、風邪やインフルエンザにかかりやすくなってしまうのです。
そして、白血球はウイルスや細菌だけでなく、がん細胞が体の中にできるたびに、免疫細胞が攻撃をして死滅させてくれる働きをもっています。
健康な人でもがん細胞は1日に5000個もできています。その1つでも免疫という監視システムをかいくぐって生き残ると、1個が2個、2個が4個、4個が8個と倍々ゲームのように増えていき、やがては、がんに姿をかえてしまうというから驚きです。
単純に計算すると、1日に1500個近くのがん細胞が、免疫システムから見逃されて増殖していく可能性があるのです。
体温が正常に保たれていれば、これらの免疫システムが正常に働いてくれて、ガンの増殖も抑え、健康が保たれるということになります。
この他にも、体温が低いと基礎代謝が12%低下し太りやすくなるとか、体内酵素が50%も減少して、エネルギーの生産力が低下するとか、様々な障害が生じるので、体温を上げる生活を送りましょう。となっております。
しかしその対処法として紹介されるのが
〇 毎日の運動
〇 入浴法
〇 食事
〇 衣服や湯たんぽ・カイロ
〇 夏エアコンをセーブする
となっており、どこにも書いてないのが、
家中の温度差がなく、冬暖かい・夏爽やかな家に暮らすということです。
もちろん、運動や食事なども非常に大事なことではあると思いますが、家の環境と体温は密接に関係してくるのではないのでしょうか。
実際、弊社の外断熱の家に、お住まいのお客様には、冷え症や低体温症が改善しました。とか、体が本当に丈夫になりました。という声は多く、あくまで想像ではありますが、少なからず基礎体温は上がり免疫力はアップしているのではないかと思います。
上記のグラフは、健康・省エネ住宅を推進する国民会議にて、家の断熱性向上による有病割合の改善について、10000人のアンケート調査結果ですが、様々な病気が改善されることがお分かりかと思います。
家が暖かいだけでなぜ病気が改善するのか不思議に思う方も多いのですが、家が快適だと人は活動的になり、筋肉を動かすことで血流も良くなり体温が上昇するのです。
人間の免疫力は、20歳前後をピークにして、老化によって年々低下し、50才くらいになると約50%となり、70才を過ぎると20%位に低下するそうで、出きるだけ免疫が戦う相手を減らすことも大事なのです。
温度・湿度・清浄さという空気のバリアフリーという、外断熱の家での快適な暮らしで、出来るだけ有害な細菌やウイルス・化学物質を体内に取り込まず、基礎体温を上げて免疫力アップに努めましょう。
※ ちなみに 50年前の日本人の平均は36.89度。現在の平均は36.20度らしいのですが、あなたの平熱は何℃でしょうか?自分の平熱を知るには、3日間位、朝・昼・夜の体温を測って平均を出すといいそうです。ちなみに36.5℃位が免疫力を維持するのにはいいとされています。
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