2018年6月9日
気密性と通気性を両立した住まい
先日、C値のチェック法について紹介させていただいたのですが、ブログをご覧になったソーラーサーキットのオーナーの方から、メールを頂戴しました。
頂戴した内容を、ブログにアップしてもOKとのご許可を頂いたので紹介させていただきます。
内容はと申しますと、ブログの記事どうりに、レンジの換気をつけて、玄関ドアを開閉しても抵抗を感じなかったようで、気密が悪くなったのでしょうかというものでした。
前回の記事は、一般のユーザー様の質問に対しての返答でしたので、勘違いなされたようですので、改めてご説明いたします。
ソーラーサーキットの家の気密性能は、平均C値が0.46と非常にレベルの高い数値で、しかも経年による気密劣化は、窓の開閉によるサッシのパッキンの摩耗がメインでほとんど性能の低下はありません。
故に、弊社では10年後のC値も1.0を保証しております。
ソーラーサーキットの家は、気密性と通気性という本来相反する機能を合わせ持った工法で、そのことこそが最大の特徴でもあり、季節に合わせて衣替えできる家という所以でもあります。
冬は、気密性を存分に発揮し、外の冷気の侵入を防ぎ、室内の熱損失を抑えます。
一方、GW開けの時期からは、床下のダンパーを開放して、外気を床下から導入し、壁の中に床下の空気を通気させ、小屋裏に設置してある排気専用ファンによって、外部へ排出させているのです。
つまり、この時期は、床下ダンパーという基礎に設けた換気口、すなわち基礎にある窓が開いている状態になっており、結果的に高気密住宅ではなく、通気性を重視した住宅になっているという訳です。
したがって、レンジのファンをつけても、床下ダンパーが解放さていれば、外気を導入していることになるために、室内側に負圧はかからず、玄関ドアの開け閉めにも抵抗はかからないという訳です。
ソーラーサーキットにお住いのオーナー様が、気密をチェックする場合は、床下ダンパーは閉鎖の上でのチェックが必要となり、WIN工法のオーナーの皆様は、問題なく気密をチェックできますのでよろしくお願い申し上げます。
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