2021年1月13日
寒い時期こそ体感したい住み心地
モデルハウスといえば、斬新なデザインや豪華なキッチン・お洒落なインテリアや自然素材をふんだんに使った内装によって、お客様の購買意欲をかき立てる、いわば魅せるための展示場がほとんどです。
そして、家の決定に大きな影響を及ぼす女性を意識した演出や工夫が随所にちりばめられており、洗練された接客スタイルも含め、いつも感心させられるばかりです。
しかし、考えなければならないのは、家づくりをモデルハウスの雰囲気や営業マンの対応の良さで依頼先を決めても、成功するものではないということです。
なぜならば、建ててから一番大事な住み心地の良し悪しを左右する、冬の暖かさや、夏の涼しさについては、相変わらず過剰な空調によって、演出しているモデルハウスが多いのです。
よくモデルハウスの裏側を見れば家の性能がわかると言いますが、建物の裏側にはエアコンの室外機が所狭しに置いてあり、省エネやZEHとは名ばかりのモデルハウスをよく見受けられます。(最近はできるだけ見えない様にしているメーカーや全館空調を装備している展示場も多い)
弊社では、名取のジアスと利府ハウジングギャラリーに、モデルハウスがございますが、私達のモデルハウスは、こうした魅せるためのモデルハウスではなく、住んでからの住み心地を体感していただくための体感モデルハウスとなっております。
体感という名のとおり、ソーラーサーキットの最大の特徴である外断熱と二重通気の仕組みとそのメリットを、実際にご覧いただき、手で触れて、肌で感じ取っていただくことが、最大の目的です。
モデルハウスでは、床下や小屋裏・壁の中といった、通常、完成してからでは見ることの出来ない部分を出来るだけオープンにしております。
また、そうした部分を収納空間や趣味の部屋として有効利用する提案もさせていただいております。
冷暖房に関しても、実際の生活に近い形での計画となっており、自然の力も有効に活用しつつ、できるだけエネルギー消費の少ない暮らしが実現できるようなご提案もさせていただいております。
こうした体感型のモデルハウスは、全国でも珍しく、弊社の体感展示場には全国から、同業者の方々の見学も非常に多く、全てオープンにして公開させていただいております。
見た目の豪華さやお洒落さという点では、見劣りする部分もあるかも知れませんが、私達が目指しているのは、「いつまでも強く・いつまでも快適に」 家族と住まいの健康をいつまでも守り、50年後も価値ある家造りです。
見た目の雰囲気で選んでいただくのではなく、住み心地の良さで選んでいただきたいのです。そして、こうした想いを共感していただけるお客様との家造りこそが、私達の願いでもあります。
ご来場いただくお客様には、こうした私達の想いを少しだけ心の片隅において、ご見学いただければ幸いでございます。
春や秋の気候の穏やかな時期は、どこのモデルハウスもそう違いはありません。本当にご来場いただきたいのは、寒い冬や梅雨時、そして暑い夏です。気候の厳しい時こそ展示場めぐりは最適で、各社の性能の違いがハッキリと表れます。
エアコンが何台動いているか?部屋間の温度差や床と天井の温度差はどうか?部屋の隅に冷たい気流が感じないか?窓枠やガラスの表面温度・空気の淀みや湿気・床下の臭いなど、注意深く観察すれば、必ず見えてくるものがあるはずで、はっきりと家の良しあしが理解していただけると思います。
そして、3月には多摩産のヒノキと地元の杉材をふんだんに活用した「七ツ森の木の家」の宿泊体感モデルハウスが宮城野区岩切にオープンいたします。
※ 先行内覧会は1月23日より開催いたします。
モデルハウスで体感し、リアルサイズのモデルハウスにお泊り頂ければ、きっと、ソーラーサーキットの家の快適さをご理解いただけると思います。
スタッフ一同、皆様のご来場を心よりお待ちしております。
- 高橋一夫