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冬のカビ対策

皆さんのお宅では、この時期、カビは生えていないでしょうか?

カビは、梅雨や夏と思われがちですが、冬も非常に繁殖しやすくなっています。

通常、空気が乾燥している時期は、カビは発生しにくいのですが、案外、湿度が高くなってお宅も多く、カビに悩まされている方は、結構いらっしゃいます。

カビの原因はいろいろですが、 

・「乾燥しているから」といって加湿器をつける

・「寒いから」といって窓や戸を閉め切る

・「暖まらない」といって換気扇を回さない

・「乾かない」といって、部屋干しする

・「天気が悪い」といって布団も干さない

・「電気代が高い」といって石油ファンヒーターを使う

・「忙しい」といって、部屋の掃除をしない

・「そうのち」といって、エアコンや換気・空気清浄機のフィルターを清掃しない

・「面倒くさい」といって、結露を放置する

どうでしょう?思い当たることありませんか?

カビは、酸素・水分・温度・栄養分の4つの要素が揃うとどこにでも繁殖します。

今の住宅は、昔と比べて気密性が高く、湿気がこもり、カビが繁殖してしまうのです。

また、私達の生活も便利さや快適さを求めて、部屋を暖めたり、乾燥を防いだり、部屋干ししたり生活様式も大分変りました。

冬は、外気温との温度差によって、窓ガラスばかりでなく、窓枠やゴムパッキン・押入れ内部にも結露が発生し、窓付近のフローリングやカーテン・タンスの陰や押入れ内部にもカビが生えますが、湿度が高くなればなるほど露点温度があがり、益々結露しやすくなります。

乾燥するからといって、あまり湿度を高くするのは避け、換気扇を回したり、時折窓を開けたりして、しっかり「換気」をして、家中の湿度を40%以上にならないようにすれば、結露は大分減少します。

結露を見つけたら、湿度が高いか、温度差があるかどちらかですが、すぐに拭きとることが大切で、そのままにしているとカーテンにも水分が付着し、室内のハウスダストを栄養源にして、カビが発生するのです。

先日も、加湿器が原因の死亡例がありましたが、加湿器を長時間使用しているとフィルターや部品などにカビが発生し、手入れをしないままその加湿器を使用し続けると肺炎などになることもあります。

加湿器を使う場合は、毎日、水を交換し、最低でも2.3日に1回はお手入れしましょう。

カビといえば浴室ですが、この時期は、寒くて換気をしない方も、結構多いのですが、出来ればちゃんと換気をして、入浴後の浴室内は、最後に入浴した人が、汚れを落とし、水気を切り、なるべく早く乾燥させるようにしましょう。

洗濯機の中も、カビが生えやすい場所です。お掃除はまめにして、洗濯前も洗濯後も溜め込まず、使わない時は扉をオープンにして、部屋干しする場合は、出来るだけ早く乾くように、除湿機や扇風機を上手に使いましょう。

部屋の空気が悪いと、カビの胞子や雑菌が洗濯物に付着してあのいやな臭いの原因にもなります。

臭いをとるために、柔軟剤や消臭剤に頼るのは、今度は、アレルギーや化学物質過敏症の原因にもなりますので、出来るだけ避けましょう。

カビが原因の病気は、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、肺炎、白癬、カンジダ感染症など、たくさんあります。

家の中のカビは、何種類もあります。目に見えにくい白っぽいカビもありますので。カビを見つけたら、掃除機やから吹きせずに、(カビの胞子をまき散らすため)アルコールを少し混ぜて拭き掃除し、頑固なカビは、しっかり換気をしながら、酸素系漂白剤にて除去してください。

カビは、栄養分がなければ繁殖しませんが、ホコリや皮脂・お菓子のカスなど、何でもエサにします。一番の予防は、何といっても「換気」と「掃除」となります。

カビを放置していると暖かくなってから、今度は、大変厄介なダニの増殖が一気に進みますので、くれぐれもご注意ください。

ちなみに、弊社の外断熱の家は、綺麗な空気と温度差のない暮らしを実現することで、結露を防ぎ、知らず知らずの内にたまるホコリも激減しますので、適度なお掃除をしていただければ、カビで悩まされることは、ほとんどありません。