2021年10月5日
「3800億円」何の数字かな?
こんにちは、文屋です。
「3800億円」さぁ~何の数字でしょうか?
ちなみに、家を建てるにあたって一番気にしていただきたいのがシロアリの事。
目には見えないけど、静かに確実に大切なお家にダメージを与えます。
静かなる臓器:肝臓をイメージしてしまう私ですが(;´Д`)
白アリに対してターミメッシュや檜(P23)を使った家造りをしている私たち大東住宅ですが、「日本では実際、どれくらいの被害が出ているんだろう・・・?」と早速調べてみたところ3800億円の被害が出ているようです。
そうです。「シロアリの年間被害額」が答えでした。
・・・・え!?
3800億円!?しかも年間!?火災での年間被害額が1000億円と言われてますので3.8倍も!?
※被害額算定調査内容としては建物の直接的な被害はもちろん、地震により半壊・全壊した建物も調査しシロアリの被害があったと認められた建物も含んでいます。
下記をクリックしますとリアルなシロアリの画像が出ますので心臓の弱い方や、グロテクス画像が苦手な方はご注意ください。
どうやら新築5年目までは被害は少ないようです。もちろん2~3年で蟻害にあってしまう住宅もございますが、注目すべきは5年目以降の被害です。一気に増加する傾向にあるようです。
防蟻剤の加圧式注入材(ACQ)の構造を使用しているので安心!?と思われがちですが、しろありは普通に侵入します。
そして構造を食い荒らし、初めて加圧式注入材(ACQ)の薬剤群を口にしたしろありが体内で飼っている木材を分解する「原生生物」をやっつけることにより、ようやくしろありの活動が止まるようです。
しろありは通常数十万匹~百万匹で活動を行っているので被害が落ち着くまでにどれだけ食害が進むのか心配ですね。
日本古来のヤマトシロアリの被害は減少傾向にあるようですが、外来種であるアメリカカンザイシロアリが猛威を振るっているようです。
私たち人間は健康診断を行い、不安要素の早期発見が非常に重要です。それは年を重ねれば重ねるほど大切になっていきます。
車の1年点検や、2年ごとの車検もそうですよね。オイル交換も欠かせません!
お家も健康診断を行い、基礎の外側を目視して蟻道の有無の確認、床下点検口から床下環境を確認するなどプロに頼まなくても確認することはできます。
気になるところがありましたらそこはもう、プロにお願いしましょう!!
義務にはなっていませんが、5年に一回は薬剤を内側から散布しましょう!!
- 文屋敏春