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飲酒によっても生成されるアセトアルデヒド

先日、無垢材からも揮発するアセトアルデヒドについてご説明させていただきましたが、飲酒によってアセトアルデヒドが生成されるのをご存知でしょうか。

アルコールが体内に入り、肝臓で分解されるときに生成されるのがアセトアルデヒドで、お酒を飲むと顔が赤くなったり、頭痛やめまいがするのはアセトアルデヒドの毒性によるものです。

※ 酔いはアルコールが血中に入り、脳にめぐることで起きる現象ですので別物です。

飲み過ぎた場合の二日酔いの原因もこのアセトアルデヒドと言われています。

アセトアルデヒドは人体に有害な物質で、肝臓で一旦生成され、さらに無害な酢酸に代謝されて、最終的には炭酸ガスと水に分解されるのですが、アルコールを摂取し過ぎると、酢酸への分解が追いつかず、アセトアルデヒドのまま体内に残り血液中に溶けて全身を巡ってしまいます。

これが肺まで運ばれ呼気となって排出されると、独特な刺激臭の口臭が出たり、皮膚からも汗として排出され、あの二日酔い特有のいやな臭いとなるのです。

アセトアルデヒドの分解能力は個人差があり、お酒を飲んですぐ顔が赤くなる人もいれば、あまり酔わないお酒に強い人もいるのはこのためですが、分解能力を超えるお酒の量を飲んでしまうと、二日酔いがひどくなり、口臭・体臭の原因となり、周囲にも迷惑がかかりますので、くれぐれもご注意ください。

※ 分解能量の違いが酒の強さとほぼイコールだそうで、日本人の場合56%が強い人で40%が弱い人・4%の方が全く飲めない下戸だそうですが、飲めない方は基本的に分解能力が備わっていない人が多く、強いのも弱いのも全て遺伝が影響しているそうです。