2017年6月9日
ソーラーサーキット=太陽光ではありません
ソーラーサーキットというネーミングの由来やその仕組みについては、家づくりを性能重視で検討なされているお客様には、よくご理解いただいておりますが、一般の方々や検討初期段階のお客様は、どうしても太陽光発電を連想しがちで、勘違いなされる方もいらっしゃいますので、改めてご説明させていただきます。
※ もちろん太陽光発電とも相性は大変良く、ソーラーサーキットにソーラー発電で、Wソーラーの家となり、最高レベルのZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)住宅となります。
ソーラーサーキットの家は、「外断熱」と「二重通気」を組み合わせ、太陽の熱や光といった自然エネルギーを生かし、気温の変化が大きく、多雨多湿という日本の気候風土に合わせ開発された工法で、冬は断熱と蓄熱・夏には遮熱と通気性を発揮することで、断熱性(北国仕様)と通気性(南国仕様)という本来矛盾するかのような相反する機能を兼ね備えた住まいです。
「外断熱」とは、基礎・壁・屋根の構造の外側(家全体)を断熱材で包むことで、外の暑さや寒さを遮断し、地熱を活用する技術です。
一方、「二重通気」は、断熱材の両側に二重の通気層を設け、それぞれ空気の流れをつくることで、外壁の裏側と構造躯体内の湿気や熱気を排出させ、室内の温度や湿度の上昇を抑える技術となり、暑い夏でも、エアコンに頼ることなく、爽やかで快適な室内環境を創出いたします。
そして、床下から小屋裏までつながる内部の通気層(インナーサーキット)には、閉鎖と開放を可能にした機能を取り入れ、季節にあわせてオン・オフ出来るようにしたのが、ソーラーサーキットの衣替えの技術となります。
国内におけるほとんどの高気密・高断熱住宅は、冬の寒さに重点をおいた工法ですが、構造にも通気性を持たせることで、夏の暑さの原因となる壁体内の熱ごもりを解消し、省エネや快適性と共に家の耐久性も飛躍的に向上するのが、ソーラーサーキットの家ということになります。
「ソーラー」とは、太陽の熱や光・地熱といった自然エネルギーを指し、「サーキット」とは、二重の通気層を設け空気の通り道を確保したのです。
つまり、簡単に言えば「ソーラーサーキットの家」とは、自然エネルギーを活用した空気の通り道のある家ということなのです。
もっと詳しくソーラーサーキットのネーミングの由来やその仕組みを知りたい方は
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