2016年1月7日
リアルに考えたい健康寿命
平均寿命も平均余命も世界一の日本ですが、何才まで生きられるかという以上に大切なことが、介護を受けたり病気で寝たきりになったりせず、健康な状態で自立して生活できる健康寿命です。
平成22年の厚労省が示したデータによると、健康寿命の平均は、男性は70.42歳で女性が73.62歳だそうです。
一方、平成25年度の平均寿命は男性が80.21歳、女性が86.61歳ということで、確実に私達の寿命は延びてはいるものの、平均で男性で約10年、女性で13年ものあいだ、介護や様々な生活の制限を受けながら、日々暮らしているのが現実なのです。
人生85年といわれる今日、健康寿命を延ばす事は高齢者の方のみならず国民全体の問題として考えねばならない時代となりました。
それでは、健康寿命を延ばす為にどのような取り組みが必要でしょうか?
まず大事な事は、喫煙や飲酒・食生活なども含めた生活習慣の改善が挙げられると思いますが、生活習慣と同様に真剣に考えねばならないのが、人々の生命と健康を守り、日々の暮らしの支えとなる「住まいの環境」ではないかと思います。
ヒートショックや熱中症など、家の中での悲しい事故が急増していますが、寒い冬も暑い夏も体に負担の少ない温度差のない住まい、そして綺麗な空気に満たされた住まい、つまり温熱環境と空気環境の優れた住み心地の良い快適な住まいで生活する事こそが、健康な日々を送るためには、必要な事なのです。
そして、住み心地のいい快適な住まいは、万一介護が必要となった場合、介護する側にとっても、受ける側にとっても、様々な負担を軽減する事が出来るのです。
今、マイホームを検討している30代~40代の若い世代の方には、あまりピンとくる話ではありませんが、人間誰しも年齢を重ねる毎に体の機能が確実に衰えていくのは自然の摂理で、それに伴い、免疫や抵抗力も確実に低下していくのです。
若いうちは、ただ不快なだけの暑さ・寒さ・部屋間の温度差でも、高齢になると、不健康な住まいに住むという事は、常に命の危険と背中合わせという現実をリアルに認識して、自分の健康の為にも、ご家族の為にも、将来をしっかりと見据え、温熱環境と空気環境の優れた「住み心地の良い高性能な住まい」を選択していただきたいと思います。
大東住宅では、「健康・省エネ住宅を推進する国民会議]のメンバーとして、その普及活動に取り組んでいます。
(一社)健康・省エネ住宅を推進する国民会議の詳しい内容については
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