2024年7月30日
防虫剤や殺虫剤にもご注意を
先日、ハッカ油を買いに、久々にドラッグストアに行ったら、入り口付近に、防虫剤や殺虫剤がズラリと並んでいました。
この時期の虫対策に、頭の痛い方も多いと思いますが、虫を殺す薬剤は農薬でもあり、大なり小なり人の健康にも影響を及ぼすという認識が必要で、中途半端に気密性が高い現代の住まいで安易に使用しない方が無難ではないでしょうか。
無臭タイプのピレスロイド系の農薬を用いた、コンセント式の無臭タイプの虫よけもありますが、長時間使用しがちとなり、注意が必要です。
特に、小さなお子さんのいるご家庭では、呼吸器系やアレルギーはもちろん、神経系の発達にも影響を及ぼしますので極力控えて下さい。
梅雨から夏にかけての季節は、体調がすぐれずに免疫も低下しがちですが、さらにこうした薬剤によって、体調の悪化が進むケースも少なくありません。
害虫が発生する要因も、カビやダニ同様、温度・湿度・栄養分となりますので、適度な清掃と換気や除湿を心がけ家の相対湿度を60%以内に抑えると大分防げます。
蚊やハエも同様ですが、家の周りの環境も大きく影響します。生ごみの管理や排水のマス・バケツの水、雑草などにも気を付けて室内への侵入も防いでください。
窓を開ける場合、網戸の隙間や穴が開いたりしているといとも簡単に小さな虫が侵入します。網戸の位置も何気に重要で、室内側から見て、右側に設置するのが虫対策の基本となりますのでよろしくお願いいたします。
この時期は、室温や湿度も高くなり、様々な化学物質が揮発しやすくなり、一番室内の空気が汚れる時期だということを頭に入れていただき、やむなく、使用する場合には、十分な換気を心がけていただければ幸いです。
- 高橋一夫