2024年12月9日
外壁の汚れについて
ちょっとリアルな話になるので、下記実際の写真ではなく、作成した画像にしました。
外壁、特に日の当たらない北側の外壁が下記のようなパターンで汚れている家をご覧になったことはありますか?
これは柱の間に繊維状の断熱材を入れる工法(内断熱)の家で起きやすくなる現象で、これが起きていると結構深刻な事態になっているかもしれません。
汚れが周期的に出ていますが、この汚れている部分が断熱部位、汚れていない部分が柱/間柱という木材がある部位です。
なぜ断熱部位が汚れるのか?下記にイメージを作成してみましたが、単純にいうと「断熱部から熱が漏れて、外壁で結露が起きているから」です。(たぶん・・・、私推定)
冬の寒い朝とかに、建売住宅などで朝日が当たる外壁面をご覧になってみてください。そこだけに水滴がついているのがわかると思います。
実物件の写真を載せるわけにはいかないので・・・
外断熱の場合は、柱の外で断熱するので断熱の切れ間がなく、気密も取りやすい工法なので、こういう現象は起きません。建売か注文か、どこのメーカーにするか、そこの会社で建てたお家を御覧になってみるといいかもしれませんね。(築5年くらいで既にこうなっている家もありますので)
- 加納貴志