2014年3月13日
南面道路のデメリット
土地を探してらっしゃるお客様に希望の条件を尋ねると、非常に多いのが南側道路に面した土地という答えで、俗にいう南面道路(なんめん)の物件です。
一般的に日本人の場合、欧米人と比べ日当たりを重視する傾向が強く、南向きに対し強いこだわりを持っている方も多い。
もちろん日照は住む人にとっても重要で、その事自体を否定する考えなどはありません。
しかし、日照や眺望を考えて、南側道路の土地を選択したにもかかわらず、日中でもカーテンを閉めっぱなしという家は結構多いのも事実です。
南面道路の場合は、家の前を人や車が行き来するために、どうしても人の視線が気になりこうした状況がつくられてしまうのです。
そこで南面の物件のデメリットを他にも上げてみましょう。
○ 人気があるので価格が高めである。
○ 給排水工事が若干高くなる。
○ 車庫スペースやアプローチに面積をとられ、庭が狭くなる。
○ 南側に玄関を配置するケースが多くなる為、振り分けのプランはいいが、居室を南側に連続させるプランが組みにくい。
○ 通常、出来るだけ北側に寄せて建物の配置を検討したくなるが、一種低層などの用途地域では斜線の関係でけっこう北側の離れの距離が必要となる。
○ 庭の手入れや洗濯物などにも気を使う。
南面希望というお客様、人の視線や上記のようなデメリットもご理解の上で、敷地の選択をなされてはいかがでしょうか。
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