2020年6月5日
飲みすぎと夜の街とコロナの関係
酒は百薬の長と言われていますが、アルコールによって体内でアセトアルデヒトという有害な化学物質が生成されるというのをご存知でしょうか?
体内で生成されたアセトアルデヒトを無害化するために、酵素によって分解され、汗や呼吸・尿になって排出されます。
ちなみに、酒の強い・弱い・お酒の良し悪し・その日の体調などによっても違いますが、アルコールで頭痛を引き起こすのも、アセトアルデヒドの影響も少なくありません。
そして、二日酔いのあのイヤな臭いは、実はアルコールではなく、分解・排泄しきれずに残ったアセトアルデヒドの臭いとも言えるのです。
いずれにしても、適量を超えると、代謝や分解・消化の過程でエネルギーが費やされ、血中のアルコール濃度も高くなり、冷たい飲み物やエアコン・タバコなどで体温も下がり、血管の収縮によって血流も悪くなり、必然的に免疫力が低下してしまいます。
そして、三密の状態で、換気が悪かったり、周囲に感染している方がいたりすると感染しやすくなるというわけです。
二日酔いで風邪を引いた経験は誰もがあると思いますが、お酒を飲みすぎると何かにと(笑)無防備となってしまい、手洗いやうがい、入浴なども疎かになりがちです。
そして、無防備に寝たりすると、睡眠中は深部体温の低下やアルコールの分解・食べ物の消化にエネルギーを費やすことで、熟睡が妨げられ、免疫の働きも弱まり、ウィルスも増殖しやすく、自ずと発症や重症化を招く危険性が高まるのだと思います。
東京アラートなるものが、発令されたようで、三密は避けなければなりませんが、夜の街云々というよりも、先ずは自分の適量を守り、しっかり水分を摂りながら飲み過ぎないようにすることが重要ですのでくれぐれもご注意下さい。
※ 余計なお世話かもしれませんが、これから暑くなってくると夏バテで胃腸も弱まりますので、食べすぎも禁物です。締めのラーメンも美味しいですが、悪い脳の誘惑にまけずぐっとこらえた方が無難です(笑)
- 高橋一夫