2020年3月31日
手洗いと消毒は区別しましょう。
マスクもさることながら、アルコール消毒などの不足も続いているようです。
店舗や施設などの入り口にある消毒液を使用する方も多いと思います。
これは、ご自身に付着しているかもしれないウイルスや細菌を消毒して、施設内での他人への感染を防ぐためのエチケットであり、言わばお店側の防衛策です。
そして、案外していない方も多いのですが、施設を離れる時に使用するのが、ご自身への感染を防ぐための自己防衛となります。
そこで少し考えていただきたいのが、消毒による健康へのリスクです。
消毒で殺菌するのは、感染予防には有効ではありますが、過度な消毒によって、人間の皮膚表面に住む常在菌まで、殺してしまい、逆に自身のバリア機能が失われ、手荒れなどにくわえ、逆に感染しやすい状態を作っているという側面もあるということです。
環境アレルギーアドバイザーとして、お伝えしたいのは、消毒すべきは、施設内のドアノブや家具・什器であり、手は石けんなどでの手洗いで十分だと思います。
ちなみにうがいも水で十分で、〇〇ジンなどは不要で気になる方は天然の殺菌作用のある塩水をお使いになった方がいいと思います。
日本人の清潔好きもあり、抗菌剤入りの様々な商品が売り上げを伸ばしていますが、逆に免疫が低下し、アレルギーや肌のトラブルに悩まされている方も少なくありません。
ということで、私はアルコール消毒は、ほとんど使用せずにトイレで手洗いをして、施設内に入り手洗いをして出るように、一応心がけています。
モデルハウスでも、エチケットとして、石けん水を薄めた洗浄液とアルコール消毒液を常備しておりますが、お帰りの際には、パックスの石けんでの手洗いをお薦めしています。
利府のモデルハウスの水道には、肌にやさしい軟水器を設置しており、この軟水でパックスのハンドソープを使って手洗いすると手もかさかさすることなく綺麗になります。
仕上げに、看護師さんに大人気のハンドクリームをつけていただいておりますので、ご来場の折には是非お試し下さい。
※ 日本では、ほとんど報道されていませんが、米食品医薬品局(FDA)では、抗菌剤入りのハンドソープも、販売禁止の通達が出され、医療用を除き米国などでは、販売中止となっています。ご興味のある方は目を通して下さい。
- 高橋一夫