2020年2月23日
窓開け換気しても寒くない大東住宅の家
人が暑い、寒いと感じるのは、温度が大きく影響しますが、体で感じる体感温度は、風や湿度によって大きく変わるのは、皆さんもよくご存知かと思います。
そして、意外と知られていないのですが、体感温度に影響されるものとして壁の表面温度(平均輻射温度)があります。
平均輻射温度とは、床や壁・天井部分の平均温度を指していますが、この温度が室温と同じならば体感的にも変化は感じないのですが、低ければ寒く感じるという訳です。
外断熱の場合、構造材の外側に断熱工事を施すことで、床下や壁の中、小屋裏といった構造躯体の中も室内に近い温熱環境を保つことになります。
つまり、基礎や木材などの構造部分にも蓄熱効果を発揮するために、建物そのものが暖められ、室内に近い温度となるのです。
これまでの暖房と言えば室内の空気を暖めるものでしたが、外断熱の家の場合は、家そのものを暖めるために、必然的に壁面などの表面温度もあがることになります。
従来の家は、寒い時期に、窓を全開にすると室温は低下し、また温まるまでそれなりの時間を要しますが、外断熱の建物は窓を閉めると壁面からの輻射熱で、すぐ温かさが回復するのです。
昨日、換気の重要性をお伝えしましたが、なかなか寒い時期の窓開け換気は、難しいのも現実です。
その点、外断熱の家は、窓開け換気をしても寒くならないという何気に大きなメリットがございます。
普段は24時間換気で十分ですが、ウイルスや細菌を速やかに追い出すために、適時、窓開け換気を意識した生活を心がけていただきたいと思います。
- 社員ブログ