2020年1月31日
冬でもカビに注意
一昔前までは、冬季間はカビの発生はそんなに多くはありませんでしたが、暖房するのが当たり前の時代となり年中みられるようになっています。
カビの原因は様々ですが、多くの要因はファンヒーターなどの水蒸気を発生する暖房機の使用・加湿器・家干し・換気不足です。
特に、築浅の建物の場合、中途半端な気密化によって、昔の家のような隙間風による自然換気がはたらきづらいという側面もあるのです。
カビは、画像の様に様々な病を引き起こしますが、厄介なのは、体調が悪くても、カビが原因とは思わず、無意味な薬を服用し、症状が悪化したり、薬の副作用によって、別の病を呼び寄せるケースも少なくないということです。
カビが発生すると、必然的にカビをエサにするダニや虫も増殖しやすくなるのは言うまでもありません。
そして、防カビ剤や消臭剤・防虫剤・殺虫剤を多用することで、益々空気が汚れてしまい、シックハウスや化学物質過敏症を発症にと健康被害は後をたたないのです。
そして、部屋を暖めたり、湿度が高すぎると、カビや細菌ばかりでなく、内装や家具に染み付いた化学物質や臭い成分も、揮発しやすく、室内の空気は汚れる一方です。
人間が体内に取り入れる物質の重量比では、空気が実に85%をしめ、その多くは室内の空気です。
空気の汚れは目に見えませんが、適度な換気と清掃を心がけ、湿度は高くても50%台に抑えていただき、健やかに暮らしましょう。
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