2019年6月29日
空気の年齢を意識して暮らす
あまりポピュラーな言葉ではありませんが、空気の年齢のことを空気齢と言います。
その地点の空気が、外から入ってきてどの位時間が経過したかというもので、今吸っている空気は、いつの空気?という、言わば、空気の鮮度のようなものです。
さしづめ外の空気は、0才となるわけですが、リビングや寝室の空気はどうでしょう。
弊社の家の空気齢は、2時間に1回の割合で、家の空気が入れ替わりますので、給気ゾーン付近では数分~30分位となり、排気ゾーン付近の古い空気でも2時間となります。
しかし、普通の家で換気を疎かにすると、場合によっては、何日も前の古い空気を吸っている方もいらっしゃるかもしれません。
空気清浄機を置いている家庭も多くなりましたが、古い空気をろ過して循環させているだけで、酸素が増えるわけでも、二酸化炭素が減るわけでもなく、空気は古くなっていきます。
例えは悪いかもしれませんが、うがいした水をろ過して飲んでいるのと同じで、あくまで空気清浄機は換気の補助役なのです。
体内に取り込む物質の重量比で、室内の空気は約60%となり、人生80年にしても50年は家の中の空気を吸っているのです。
特に寝室やリビングで、呼吸している空気の年齢を少しだけ意識して、出来るだけ若い空気に囲まれて、健やかに過ごしていただきたいと思います。
そして、たまには、家中の窓を全開にして、換気をすればあっという間に、生まれたての空気となりますので、気持ちのいい空気の時は、積極的に窓を解放しましょう。
- 社員ブログ