2019年3月27日
いき過ぎた除菌・抗菌にも注意
最近、抗生剤などによる薬剤耐性菌の問題が、大分取沙汰されるようになりました。
感染症に、注意が必要な病院や老健施設はともかく、一般の家庭でのいき過ぎた除菌・抗菌は、私達の身体を守る肌や腸内に宿る常在菌まで殺し、逆に免疫の低下を招くそうです。
特に、無菌状態で生まれた赤ちゃんは、環境中の菌を体内に取り入れ、体を守る常在菌の形成を図る必要があるので注意が必要です。
最近の子どもは、体が弱くなったという声をよく聞きますが、少なからずこうした影響もあるのではないでしょうか。
学校や家庭での、手洗いやうがいは大事ですが、通常は水洗いでOKで、汚れがひどい時は、石けんで洗えば十分という意見を良く聞きます。
日本は、世の中の風潮もあり、食中毒や感染症には非常に敏感ですが、細菌やウイルスを退治するための化学物質による、免疫の低下や身体への影響も合わせて考える必要があると思います。
適度な清掃と換気を心がけ、出来るだけ消臭抗菌スプレーなども使わないようにしましょう。
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