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国交省による断熱改修等による居住者の健康への影響調査」の中間報告

先日、国交省より、断熱改修等による居住者の健康への影響調査」の中間報告が発表されました。

同調査は2014年度~2018年度に断熱改修を予定する住宅を対象として、改修前後における居住者の血圧や身体活動量など健康への影響を検証するもので、検証の結果、

〇 室温が年間を通じて安定している住宅では、居住者の血圧の季節差が顕著に小さい

〇 居住者の血圧は、部屋間の温度差が大きく、床近傍の室温が低い住宅で有意に高い

〇 断熱改修後に、居住者の起床時の最高血圧が有意に低下

〇 室温が低い家では、コレステロール値が基準範囲を超える人、心電図の異常所見がある人が有意に多いなど、7つの得られつつある知見が確認されたようです。

これまで、住まいの温熱環境と健康や疾病に関するはっきりとしたエビデンスはが、なかったのですが、大規模な調査によってようやく明らかになってきました。

特に、体力や免疫が低下する高齢者にとって、長時間過ごす住まいの環境は、とても重要で、病を予防し、健康寿命を延ばすためにも、キレイな空気と温度や湿度が一定に保つことが、重要になってきます。

是非下記のデータをご覧いただき、住まいの環境を考えてみて下さい。

http://www.mlit.go.jp/common/001270049.pdf