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室内の空気は外の10倍以上汚れている

大気汚染がとやかく言われていますが、家の中の空気が、外よりも10倍以上汚染され、空気の汚れによる経済的損失も、外気より遥かに大きく、多くのご家庭の室内空気は、東京のど真ん中の空気よりも、汚れているという認識が必要です。

原因は様々ですが、中途半端な気密化や断熱化進み、換気不足を招いたり、冷暖房の普及によって、室内外にくわえ、部屋間の温度差による湿気や結露によって、カビやダニ・害虫が繁殖し、これらの問題を解消するための、消臭剤や防カビ剤・防虫剤が多くの家庭で使用されています。

また、家干しするご家庭も多く、合成洗剤や柔軟剤などに含まれる香料や抗菌剤・防腐剤などに含まれる化学物質が、室内に充満していているのも現実で、その他、内装建材や日用品・電化製品も含め、家の中には、2000とも3000とも言われる化学物質によって、汚染されているのです。

人は、重量比で、体内に取り入れる比率で一番多いのが、室内の空気です。

空気の汚れ(臭い)を消すために、様々な香り製品が氾濫している世の中ですが、使用することで、知らないうちに、逆に健康に悪影響を及ぼすケースも多々あり、香害が大きな社会問題にもなりつつあります。

ご家族の健康を守るためにも、臭いを隠したり、ごまかすのではなく、元を絶つ住まいの環境と生活の工夫が何より大事なことではないでしょうか。

病の半分以上は、空気の汚れと身体の冷えが引き起こすとナイチンゲールは説いてます。

部屋間の温度差を少なくして、適切な清掃と換気が機能していれば、こうした日用品は基本的に不要です。

悪の根源は、湿気と結露だということをご理解いただき、出来るだけ空気を汚さない暮らしと適切な換気・そして温度差を出来るだけなくすように心がけましょう。