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多賀城市での香料自粛の通知

12月20日に、多賀城市教育委員会より、市内の小中学校生徒の保護者に、香料についての文書が配布されました。

今月の市議会にて、「香料問題」が、取り上げられ、事態の深刻さを、菊地市長はじめ市役所や教育委員会の方々にも、ご理解いただき、早速保護者あての通知となったようです。

人工的に造られた香りによって、体調を崩し、学校に行きたくても行けない児童が増加しており、県をはじめ各市町村でも、香害問題や化学物質過敏症の注意喚起を行っていますが、このような形で、直接保護者に向けての通知が出されるのは長野県安曇野市・北海道札幌市に続いて、多賀城市が3例目だそうです。

先月、宮城県の深谷県議の事務所で行われた「化学物質過敏症を知る」のセミナーには、多賀城市議の方々もたくさん参加しており、意識の高さに驚きましたが、関係者の素早い対応に心から感謝する次第です。

子ども達の健康を守り、健全な成長を図るためにも、県内はもとより、全国各地の教育機関で、こうした動きが一日も早く広がることを祈念しております。

昨今の香ブームの一方で、香害が社会問題になりつつあり、香料自粛の動きが、自治体や病院・公共施設で大分広がっており、啓蒙チラシも大分見かけるようになりました。

多くの消費者が、使用している香製品のほとんどは、人工的につくられた合成香料は、基本的に石油から製造されており、問題視されている界面活性剤同様、自然界ではなかなか分解できません。当然、排水に流されてしまうわけで、環境にも悪影響を及ぼし、水や空気を汚しているとも言えるのです。

当然、呼吸や肌からも体内に取り込み、健康を害したり、知らず知らずのうちに、他人にも迷惑をかけてしまっているのも現実です。

スメハラではありませんが、いい香と思っているのは本人だけで、その香によって、苦痛だったり、体調を崩している方は、身近にもたくさんいるという認識も必要です。

そして、子どものみならず、臭いという意思表示が出来ずに悩み苦しんでいる人も少なくありません。

是非、皆様にご理解いただき、出来るだけ水や空気を汚さないという意識をもって、環境への配慮を心がけていただければ幸いです。