2018年9月30日
燃焼器具による空気汚染と防止 その2
今週は先週の続きの記事で、一酸化炭素の危険性についてです。
燃焼中の部屋で酸素が欠乏してくると今度は不完全燃焼が始まり、恐ろしい一酸化炭素中毒を起こしてしまう危険性があります。
そのメカニズムは一酸化炭素とヘモグロビンの性質にあります。血液中のヘモグロビンは、体内に酸素を運ぶという重大な役割をします。
ヘモグロビンは、肺に吸入した空気中の酸素と結びついて酸素を体内に運びますが、一酸化炭素は酸素よりも約250倍もヘモグロビンと結び付く力があります。
一酸化炭素が恐ろしいのは、酸素が充分にあっても一酸化炭素が発生すると血液中のヘモグロビンが酸素よりも一酸化炭素と先に結びついてしまい、充分に酸素があっても一酸化炭素中毒を引き起こしてしまうことです。
続きはまた次週になります。
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