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夏の遮熱性能

いきなりですが、暑いですね。外で15分草むしりでもすると滝のように汗が出て、
クラクラします。熱中症には是非お気を付け下さい。

こんな暑いときは展示場で涼んでみるのはいかがですか?

いろんな展示場をご覧になる際の、夏の断熱・遮熱性能についてお伝えします。

まず、外が寒い時期に家の熱損失を考慮して、家を一定温度に保つための必要エネルギー(E)は
下記の式で簡易的に計算できます。
 E = Q[W/m2K]× 床面積[m2] × 外と中の温度差[]
 E = UA[W/m2K]× 外皮面積[m2] × 外と中の温度差[]

   ※外皮面積とはざっくりいうと床面積×2.5~3.0くらいですが、要は家の表面積です
   ※厳密にいうと、これに家の気密による漏気の熱損失を考慮する必要があります
   ※外が-5℃、室温が20℃だと、温度差は25℃となります

夏の場合も基本的には同じ考え方なのですが、工法によっては壁の中の断熱材が
蓄熱体になって、屋根や天井が輻射熱ヒーターのようになってしまう住宅もあるのです。
そこで先ほどの式を少し変形すると
 Q値=家を定温に保つためのエネルギー量[W]÷(床面積[m2] × 外と中の温度差[]
となりますが、断熱材が蓄熱体となる家ではクーラーでガンガン冷やさない耐えられないので
夏のQ値は、本来のQ値とはちょっと別ものになってしまう訳です。
(元々Q値、UA値は計算値なので、付加的な熱のやり取りは考慮しておらず、
若干話がややこしくなって恐縮です)

要するに、夏の各社の断熱・遮熱性能を比較するのであれば、今何kWのエアコンを
何台動かしているかというのを教えてもらい、それを展示場の床面積で割る、
この数字が小さいほど性能がいい家
ということになります。
(手っ取り早いのは、室内側の壁や天井、屋根勾配の裏側等の温度をご確認ください)

夏涼しいですよ、って言ってもエアコンを何台もフル稼働で動かしていれば
それは涼しくて当たり前ですよね・・・

ちなみに、大東住宅の家は熱がこもらないので、少ないエアコンでもより快適に
お過ごし頂けます。その秘密は、アウターサーキットとインナーサーキットの
2重通気からなるソーラーサーキット工法に隠されています。

詳しくは展示場で模型等を使ってご説明しますので、是非この暑い時期にお越しください。

ここで、大衡展示場のエアコン消費電力で、その証拠を少しだけをお話します。

7/21(土)の中での消費電力推移・・・2Fのホールのみを28℃設定で常時
つけていますが、ピークで0.4kWh、夕方~夜には消費電力がさがって、夜には
ほぼゼロとなっていますが、これは建物が排熱し、熱こもりしていない証拠です!

■7月の消費電力推移・・・土日で人が入るときや、外気温によってばらつきはありますが、
ピークでも一日あたりたった3.1kWhです。

では、このエアコンの電気代は????
単純に計算するには、27円/kWhをかけてください。

営業・加納