2018年5月25日
夏の爽やかさの理由 ②
ソーラーサーキットの家には、標準でSC-SV換気システムが装備されています。
基本的な機能は、熱交換タイプの第一種換気システムですが、外気温によっては、熱交換器を通過させず、そのまま外気の導入を図る普通換気モードに切り替えて使うことも出来るいわば衣替え出来る換気システムと言えます。
冬の場合は、熱交換して、冷たい外気を室内温度に近づけることが出来るので、熱交換が有効ですが、夏の場合は逆効果になるケースが生じます。
SC-SVシステムは、主に夏の時期など室内温度よりも外気温が低い、主に夜間から早朝にかけて、普通換気モードにすることでその威力を発揮いたします。
例えば、夏でも夜間や早朝は外気温が下がり、室内よりも外の方が涼しいケースが多々あります。
室内が28℃だっとして、外気が25℃を下回り、22~23℃になった場合には、熱交換ぜずに、涼しくなった空気を、そのまま室内へ取り入れる方が、室内温度は低下するのは、ご理解いただけると思います。
つまり、外の涼しい空気をそのまま室内に取り入れることで、朝には、24~25℃の室温となり、実に爽やかな朝を迎えることになります。
そして、朝の室温を出来るだけ低く抑えることで、日中、外気温が上昇しても、暑さを感じる室温になるまでの時間がかかり、エアコンに頼らなくても爽やかな室内環境が実現するのです。
ようするに、夜間に窓を開けずとも、涼しい夜風を取り入れることが出来るというわけです。
※室内温度より外気温が高くなる日中は、熱交換機能がはたらきます。
つまり、換気によって室内に直接取り入れる涼しい空気と、インナーサーキットを流れる床下の空気の二重の効果で、昼間に熱せられた構造内と室内を冷ますことができるわけで、一般の高気密・高断熱住宅に見られがちな熱ごもりによる暑苦しさとは、比較にならないほど爽やかな室内環境が創り出されるのです。
このように、SC-SV換気システムは、冬の快適性と同時に、夏の快適さも実現するために開発された換気システムであり、夏場でもほとんどエアコンを使わずに過ごしている方も多いというのは、外断熱と二重通気の機能にくわえ、換気の相乗効果も発揮されるからなのです。
寝苦しい夏の夜も、エアコンがなくてもぐっすり眠れる家。
そうした願いを叶えてくれるのが、ソーラーサーキットの家です。
SC-SVシステムには、高性能除じんフィルターも用意されており、0.01ミリ以下の花粉やホコリなどの細かな粒子を97%除去します。
また着脱式フィルターボックスなので、換気装置内部もお掃除もしやすく、長くお使いいただくうえでも安心です。
※ 換気システムの電気料金は、月額1,000円から1,200円の料金を目安にお考えください。
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