私の家に来たことがある方や「外断熱が家族を守る」を読んだ方がご存知だと思いますが、私の家では、トイレの戸はいつも開放しています。
弊社では、私の家に限らず、部屋間の温度差をなくすために、出来るだけオープンな暮らしを推奨しておりますが、トイレの扉や洗面・浴室なども使うときだけ閉めて、使わない時はオープンにというのが基本スタイルです。
プランの構成上、ドアになってしまう場合も多々ありますが、開放したままにしやすいように、引き戸を出来るだけ提案しているのもそうした理由です。
暖房のあるリビングなどもオープンにすることで、廊下や洗面・トイレといった非暖房室との温度差は、2℃~3℃以内に収まり、寒さのストレスも無ければ、ヒートショックのリスクも激減するのです。
寝室や子供部屋などの扉も、プライバシー上、必要な時以外は、常時オープンにしており、私の寝室は就寝中もオープンにしていますが、空気の流れを良くして、換気をスムーズに働かせると共に、温度や湿度を一定にするための暮らし方とも言えます。
しかし、小さなエネルギーで、空気のバリアフリーという環境を実現するには、気密と断熱性能が備わった外断熱の家だからこそ可能であって、気密や断熱が悪いと暖房費が嵩むために現実的ではありません。
開放的な暮らしは、家族のコミュニケーションにも繋がり、笑いの絶えない明るい家庭を築くためにも重要なことです。