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モーニングサージにご注意を

昨年秋に、ためしてガッテンで、血圧サージについて紹介されておりましたが、先日、あさイチで、「モーニングサージ」の危険について、放映されていました。

モーニングサージとは、早朝高血圧のことで、サージは大波と言う意味で、この時期モーニングサージによって、脳梗塞や脳血栓・脳内出血などの脳卒中に見舞われる患者さんが増加するそうです。

ヒートショックは、急激な温度差によって、血圧が50以上も変動する血圧サージが起きますが、モーニングサージも夜の血圧と朝の血圧の変動が、50以上になる血圧サージの一種です。

どうしても、寒さの厳しいこの時期は、冷たい空気で、交感神経が刺激され、血管が収縮し、血圧を上昇させ、脳卒中や心疾患が増える時期です。

中でも、朝の血圧が急激に上がる「モーニングサージ」は、脳卒中の危険性が高いことがわかってきたそうです。

普段、血圧が高くない人でも注意が必要で、普通血圧の女性が、モーニングサージで、脳梗塞を起こした例が紹介されていました。

誰でも朝の血圧が多少あがるのは、しようがないことですが、色々と諸条件が重なることで、血圧がぐっと上昇するそうです。

番組で紹介していた原因と対策は

モーニングサージの原因はいろいろですが、一番はやはり急激な温度差で、暖かくするということと、部屋間の温度差をなくすということが何より重要ということでした。

ちなみに、自分が「モーニングサージ」が起きやすいタイプかどうかは、家庭で血圧を測定することである程度知ることができるそうです。

夜寝る前の安静状態で血圧を測定し、翌朝、目を覚ましたときの血圧を測定し、これを数日間くり返し、その平均値から夜と朝の差を計算し、15以上上がっている方は、注意が必要で、もし50以上も上がっている方は危険レベルだそうです。

モーニングサージによる脳卒中は、特に起床後1~2時間が危険な時間帯と言われており、急激な温度差や慌てて行動するのは、くれぐれもご注意ください。