2017年11月30日
高齢者の方々こそ暖かい住まいを
築年数の経過した住宅にお住いの方の多くは、断熱性も不十分で、光熱費の負担も大きく、温度差によるヒートショックなど、少なからず健康や耐震性など様々な不安を感じながらの生活を送っているのではないでしょうか。
また、子どもが巣立ち夫婦2人で暮らす家の多くは、広さ的には十分なものの、子ども部屋が、物置になってたり、2階寝室のパターンが多く、年々、階段の上り下りが負担となり、、時には転倒によって骨折するなどの話もよく聞かれます。
かといって、一階部分の限られたスペースでは、狭くて寝室にするには、不向きケースも多く、現状のライフスタイルには、そぐわない家の間取りになっているのが大半です。
可能ならば、スケルトンリフォームや建替え・住み替えをして、使い勝手のいい平屋の家で、温度差のない快適な住まいの中で健康な暮らしを送りたい。と考えていらっしゃる方も多いと思います。
特に健康に影響が大きいとされる室内の温度差が、10℃以上もある断熱性の低い住宅に、住み続けるということは、年齢を重ねるごとに体力や免疫も低下するのが必然で、時には脳卒中や心筋梗塞などの発症により、大事な命さえも失ってしまう危険性があるということをリアルに考える必要があります。
そして、死にいたらないまでも、その後の後遺症によって、ご自身はもちろんご家族にも大変な負担が強いられるということも考えなければなりません。
ご存知のように、我が国は急速に進む、少子高齢化によって、社会保険料や介護保険料の上昇に加え、年金の支給年齢の延長や支給額の縮小が続くなか、医療費や介護費などの社会保障費は年々膨らみ続けています。
グラフをみてわかる通り、人間は年齢を重ねるごとに体力や免疫力が低下し、病気にも罹りやすくなり、医療費の負担は確実に上昇します。
医療費の削減が叫ばれて久しいですが、残念ながら増加する一方で、今後消費税の増税にとどまらず、様々な制度改革により、医療や保険制度の変更をも余儀なくされるのは必至の状態です。
今年になって、高齢者の保険料や医療費の自己負担が増えましたが、来年も上昇する見込みで、今後、これまで長年続いてきた日本の皆保険制度の見直しも、想定しなければならない時代になってきているのです。
近い将来、アメリカの様に病気になっても医療費を支払うことの出来ない医療難民が続出するかもしれないというのは、決して大げさな話ではないのです。
つまり、自分の身は自分で守るという考え方も必要で、ご自身はもちろん、ご家族の生活や健康を守る為にも、出来るだけ病気にならずに健康寿命を延ばすことが重要ではないでしょうか。
夫婦2人で暮らすのであれば、20坪~25坪の平屋であれば十分な広さで、外断熱の家ならではの小屋裏をフリースペースにしておけば、子や孫が遊びに来た時に、十分泊まれるスペースも確保できるようになります。
最近は、子ども達も贅沢?になって、お盆やお正月に爺ちゃん・婆ちゃんの家に行きたくない・泊まりたくないというケースが実に多いそうで、快適な家にすることで、そうした問題も解消するのです。
また、温度差のない快適な住まいは、様々な病気を減らすというエビデンスも多く発表されるようになり、様々な金融面での支援や補助金制度も揃ってきました。
耐震性の不安を解消し、省エネで快適・そして健康で長生きできる終の住いをお元気なうちに、ご検討してはいかがでしょうか。
※ 初めは同居を渋っていた義父母ですが、一緒に住み始めて早や8年たちました。現在82と78ですが、同居する前よりも、年間の医療費は下がり二人合わせても4万円かからず同年代の平均医療費の0.5人分で済んでおり、今では、本当に良かったと一応感謝されております。
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