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規制されているのは1億分の13

以前、厚労省が、15年ぶりにシックハウスを引き起こす恐れのある三つの化学物質について、(※参照)新たに指針値を定める方針を固めたということをお伝えいたしました。

現在、指針値の定められている化学物質は13物質で、新たに加わる化学物質を入れても16物質となります。

しかしながら、その他にも約1億もの化学物質があり、一説によると年間2000~3000もの化学物質が新たに誕生しているそうです。

何とも恐ろしい数ですが、規制されていない以上、知らないうちに使われているのが、現実ではないかと思います。

いずれにしてもこうした現状をを踏まえた上で、私達もユーザーも家づくりを進めていかねばならないのが現実です。

出来るだけ使わないのはもちろんですが、室内の空気全体のTVOC(化学物質の総量)を、基準とされる400PPMに以下に保つには、換気を徹底するのが何より大事で、正しい換気設計に基づいた確かな換気施工と、計画どうりに性能を発揮するための、気密性能が非常に重要になるということをご理解下さい。

〇追加物質
2-エチル-1-ヘキサノール 130
テキサノール 240
2、2、4-トリメチル-1、3-ペンタンジオールジイソブチレート(TXIB) 100

〇指針値が下げられる物質もあります

キシレン 870→200
エチルベンゼン 3800→58
フタル酸ジ-2-ブチル 220→17
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル 120→100