2017年11月12日
アレルギーっ子の生活百科
今や国民の2人に1人が何らかの、アレルギーをもっているとも言われておりますが、医療機関に定期的に通うアレルギー患者も年々増加し、皮膚科やアレルギー科の病院はどこも何時間待ちという状況です。
特に、今年は夏の長雨によって室内には、多くのカビやダニが繁殖し、秋口になって死滅したダニの死骸や糞などのアレルゲンが、寝具やソファ・タタミやカーペットなどに大量に含まれているため、例年にも増して、アトピーや小児喘息などを発症したり、悪化するお子さんも多く、こうしたアレルギーを持つご家庭では、本人はもちろん親御さんも辛い日々を過ごしていらっしゃいます。
現在のアレルギー治療は、基本的に薬物による対処療法が中心ですが、一向に症状が改善せず、病院を転々する皮膚科ジプシーという言葉も生まれるほど、治療が困難なのがアレルギー疾患です。
アレルギーの原因は、複合的な要因が重なり、なかなか特定は困難ですが、原因と思われる要素を一つ一つ取り除き、水や食物・空気にも目を向け、日々の生活習慣を見直し、体質の改善が何より重要です
ご紹介する 「アレルギーっ子の生活百科」 という書籍は、アレルギー治療の第一人者として有名な多賀城の「かくたこども&アレルギークリニック」の角田和彦先生が、執筆された本で、アレルギーの原因から対策はもちろん、衣・食・住を含めた生活全般における注意点や現代の私達を取り巻く様々な環境問題にも焦点をあて、その問題点などについても、詳しく解説されており、アレルギーの総合事典とも言える書籍です。(A4版・全380ページ)
角田先生は、ご夫婦ともアレルギーをお持ちの様で、5人いらっしゃるご自身のお子様も、全員アレルギーっ子だそうで、この本にはご自身やご家族の経験に基づいた貴重なお話なども多く紹介されており、巷にあふれるアレルギー関連の書籍とは、比較にならないほど有益な情報がたくさんつまっております。
アレルギーに対しての正しい知識と対処法を理解することは、環境汚染が進む現代に生きる私達にとっても、非常に参考になる書籍です。
特に、新婚のご家庭・妊娠中のお母さんやアレルギーをもつ親御さんには、是非読んでいただきたい一冊です。
※ 私の、娘2人もアトピー持ちで、子ども達はもちろん、妻にも大分負担をかけましたが、幸いにも角田先生に巡り合い、2人とも元気に社会に巣立っています。少々厳しいとの印象をお持ちになる方もいらっしゃるようですが、優しい先生=必ずしもいい先生ではないと思います。ステロイドに頼らずに病気を治すには、ある程度の厳しさも必要ではないでしょうか。私も2度ほど先生とお会いしたことがあり厳しく?指導されましたが、とても愛情深く素晴らしい先生で、私自身住み替えを決心したのも、ソーラーサーキットの家づくりを通して、ゼロアレルギーの健康住宅を目指しているのも、角田先生の影響が大きくもあり先生のおかげでもあるのです。
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