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エアコンと乾燥についての誤解 VOL1

先日、お客様との打ち合わせ時に、エアコン使用時の乾燥について色々とご質問がありました。

多分、皆さんのエアコンに対してのイメージは、普段利用する家や車のエアコンを想像してしまい、「風量が強い=乾燥する」というイメージが強い方が多いと思います。

車であれ、家であれ、寒いからエアコンはつけるのですが、暖まるまでの立ち上がり時は、早く暖めたいとの意識もはたらき、温度設定が高くなりがちで風量も強くなってしまいます。

そもそもエアコンは、冷房時には温度差があまりないので、(家の場合)能力もさほど必要ありませんが、温度差のある冬場に暖房として使用する場合は、結構なパワーが必要となり、断熱性能が低い住宅の場合、長時間にわたり強い風量が伴うのも仕方がありません。

しかし、断熱性能の高い住宅の場合は、暖まるまでの時間も短く、一度暖まれば風はあまり感じることはないので、従来のイメージは大分払しょくされると思います。

特に、弊社では、冬期間にはエアコンの連続運転をおススメしており、ほとんど気流を感じず快適に暮らしていただけるようになります。

つまり、エアコン=乾燥というのは、これまでの経験からくる誤解によって、感じてしまう側面があり、基本的にエアコンによって空気が乾燥する訳ではありません。

エアコンの風があたることで、濡れているものは、乾きは早くなりますが、空気中の水蒸気は、風によって乾燥する訳ではないのです。

車の窓ガラスついた結露を解消するために、エアコンのフロント運転をしますが、風で結露を乾燥させているわけではなく、単にガラス面の温度を上げて結露を解消しているだけなのです。(理屈は後ほど説明します)

もちろん、身体に風があたれば乾燥感は感じますが、基本的に湿度が下がるのは、単純に室温が上がることで、湿度が下がるからなのです。

外断熱の家では、建物そのもの(柱や基礎)が、蓄熱体となり、熱を蓄えることで、外断熱ならではの輻射熱効果が発揮されるので、温度設定をあまり高くする必要もないので、エアコンの風量はほとんど感じないのです。

つまり、気流で感じるイメージ的な乾燥感も大分薄れると思います。

気になる光熱費も、従来の1部屋から2部屋分の光熱費となり、120㎡位の建物ですと、ワンシーズン6万円以内で連続運転が可能となります。

逆に、つけたり、消したりする間欠暖房の場合、部屋間や時間帯によっては、温度差が生じ、折角建てた外断熱のメリットが生かされないばかりか、どうしても気流が気になり、乾燥感も助長され、不快に感じる場合も生じますので、ご注意ください。

※ 暖房費もほとんど変わらず、逆に上がる場合の方が多くなります。

まだまだ続きそうなので、今日はこの辺で終わりにしますが、続きは明日紹介させていただきますのでよろしくお願いいたします。