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住み心地の良さを伝えるのは難しい

住み心地の良し悪しは、実際に、その家に住んでみないとわからないもので、しかも季節のいい春や秋は、あまり感じないのも現実です。

しかし、家によって住み心地の差は大きく、季節の変わり目や寒い冬・梅雨や真夏の時期や大雨や台風・地震時の室内環境を比べれば、ハッキリとその差は表れてきます。

よく、お客様から大東さんの家の良さは、住んでみて初めてわかりますねと言われます。

そして、日頃、あたり前と感じていた、寒さや暑さ・湿気を感じず、温度差のないキレイな空気の中で暮らす何とも言えない快適さに、気付かされるのは、友人や実家に行った時で、ホテルや旅館より快適だというのがよくわかりましたとの有難いお言葉をたくさん頂戴します。

しかし、少々、残念なのが、この快適さをなかなか人に伝えるのが難しいのよね~と多くのお客様によくいわれることです。

ご近所や職場で、よく話題になる今朝は寒かったね~。昨日は暑くて寝苦しかったね~。雨や風の音がうるさくて寝不足。洗濯物が乾かなくて大変。といった世間話に、何気なく、うちはこうですよ~というと、大体が怪訝な表情をされ、何か自慢と受けとられてしまうようで、いつしかそうでしたね~と相槌を打つしかなくなるというのです。

こうした想いは、家内や同居する義母も日頃から感じているようで、出来るだけ家の話には、触れないようにしているらしく、私自身もお客様には強く言えても、知人や友人・そして社員にさえなかなかストレートに言えず私なりに遠慮しながらいつも話しています。(笑)

この辺にも、高気密・高断熱がベースの本物の省エネ住宅・健康住宅・長寿命住宅が普及があまり進まない大きな要因かもしれないと最近よく感じます。

というわけで、弊社のお客様に限らず、省エネで快適に健康に暮らせる住み心地のいい家に住んでいる方は、声を大にして、その快適さを多くの方々に伝えていただきたいと強く願う次第です。

さて、先日、㈱カネカソーラーサーキットのお家の営業担当のM君と打ち合わせをしていた際の雑談の中での話です。

M君は、以前は結構有名なハウスメーカーの営業マンで、3年ほど前に転職したのですが、4年ほど前に、そのハウスメーカーで埼玉に家を建てて暮らしています。

残念ながら、高気密・高断熱とは名ばかりの家だったようで、寒くて温度差もあり、多額の光熱費と家中の結露がひどいそうで、ハウスダストが原因と思われるアレルギー性鼻炎に夫婦揃って悩まされているそうです。

ソーラーサーキットの家に入社し、自宅とのあまりの差に愕然し、心底後悔しているようで、住み替えも検討したそうですが、査定が低く、売却してもローンも返済できないので断念したそうです。

これから、歳をとってもこの家に一生住まなければならないのかと思うと、本当に湯鬱になるといつもこぼしています。

そんなM君に、そんな家は、30年もたないから一生は住めないよと何気に言ってしまい後から後悔している私です(汗)

と、ここまでは、よく聞く話なのですが、

社内での世間話で、自宅をソーラーサーキットで建てた同僚(年下)が、あまりにソーラーサーキットの家の自慢をするらしく、初めはそうでもなかったらしいのですが、最近では、話を聞くたびにむかつくとポロリ本音を漏らしておりました(笑)

その話を聞いて、なるほど~!もしかして、うちの会社にもこうした想いを感じている社員がいるかも~と改めて気づかされたのです。

弊社にも、確かソーラーサーキットの家の住人が5名・外断熱WIN工法の住人が3名おりますが、ブログをはじめ、あまり人前で積極的にPRしたり、発信できないのもこうした理由があるかもしれません。

私は、会社のPRも兼ねて、あまり得意ではない、フェースブックやツイッターなどのSNSにも取り組んでおりますが、食べ物や酒・何気ない話題にはたくさんの「いいね」がつきますが、たまには真面目な話題も投稿しなきゃと思い、住宅の様々な問題やいい家にする為の条件などの投稿をするのですが、自慢ととられてしまうのかどうかは?として、そうした話題には、「いいね」が極端に少なくなります。

以前は、家の今朝の温度や湿度はこうですよ~とか、湿気やカビも生えませんよ~といった家の話もよく投稿していたのですが、最近は不思議にブレーキがかかり、なかなか投稿できなくなり、自慢にとられないように差し障りのない範囲の中で、あれこれ悩みながら投稿しているのです。

※ 友達の中には、業界の方々もたくさんいるので結構気をつかうのです。

そんな中、このブログだけは、言わば私のホームグランドですので、本音を正直に投稿させていただいております。

それでも、多少はこうした想いを持ちながら読んでいる方もいらっしゃるとは思うのですが、私の話はオーバーでも何でもなく全て真実です。

※ 人格を疑われるので、極力他のメーカーの批判は抑えているつもりですが・・・。

そして、我が家の話題もたまに投稿させていただきますが、決して自慢で紹介している訳ではなく、弊社の家だけが素晴らしいと言っている訳でもありません。

大手であれ、地場であれ、ローコストであれ、内断熱であれレベルの高い住宅をつくるメーカーや工務店もいますし、お客様が正しい知識をもってリクエストすれば、本物の高気密・高断熱を造る技術を持った造り手も少なからずおります。

しかし、お客様が誰からも知らされない為に、日本の住宅性能は、欧米と比べ何十年も遅れ、進化しているのは、設備だけといったアベコベな家造りが今でも進行しており、本来は最も重視しなければならない、住み心地はいつまでたっても改善されないということを理解しなければなりません。

そして、あえて言わせていただければ、お客様がリクエストしても、あれこれもっともらしい理由をつけて、造ろうとしない・造れないという、単に売り上げや利益を考えている造り手は、神聖な家づくりという仕事には携わってはいけないとも思うのです。

いい家に住みたいという想いは、家を求める全ての方々が願う共通の想いであり、家は大事な家族の命と健康を守るべき大事な器で、その想いに応える責任を全ての造り手が持たねばなりません。

これからの時代、住宅業界全体が本物の健康・長寿の家づくりに取り組まなければ、いつまでたっても、住まいの性能が原因と思われる様々な問題は解消されないのです。

私は、あくまで、地元の住宅会社の代表として、新築を検討している宮城のユーザーの皆さんが、たとえどこで建てられるにしても、絶対に後悔しないために、最低限の情報と知識を紹介していくことで、微力ではありますが、日本の家づくりを変えていきたいと心から願い、夜な夜な投稿させていただいているということをご理解いただきたいと思います。

本当は、住み心地を左右するのは?という投稿をするつもりで、書き始めたのですが、どういう訳か途中から変わってしまいましたので、題名も変更させていただきましたのでご容赦下さい。

※ M君、ブログを書いてたら、頭に浮かんできたので紹介させてもらいました。気に障ったらゴメンナサイ。今度はおいしいカレーをごちそうします~(笑)