建物の基礎は、一見コンクリの塊に見えて、中には鉄筋が張り巡らされています。コンクリは圧縮には強いのですが、引っ張りには弱く、それを補強するのが鉄筋の役割です。

基礎の現場をご覧になったことがある方でもしかして気になった方もいらっしゃるかもしれませんが、この鉄筋が雨にぬれたりして若干錆が見えるケースがあります。これをそのまま使っても大丈夫なの？という質問に対して・・・

 

結論としては【表面に錆がついているくらいなら大丈夫】です。一番心配なのは、コンクリの中で錆が進行して、（錆びると鉄筋は膨張するので）基礎が割れて、雨にあたって更に錆が進行して・・・、ということですが、コンクリの中では鉄筋は錆びないのです！

 

なぜ？？？

コンクリート（セメント）は強アルカリ性だからです。

コンクリートはなぜアルカリ性？（リンク）

 

ただ、長い年月でコンクリも「中性化」という現象が起こり、鉄筋の錆が起きやすい方向に行く可能性もあります。万が一錆びれば基礎は割れますし、その結果錆が進行し劣化は早まります。

中性化とは | 一般社団法人コンクリートメンテナンス協会

 

実は弊社の基礎は、ターミメッシュというシロアリ防止網とともに断熱材も外側に貼ってあります。この断熱材は基礎と建物で温度差を生じさせない役割はもちろん、実は中性化防止にも役立っており、基礎の寿命が伸びると言われています。

 

 

実際に基礎の施工や建築中の木工事などをご覧になりたい方はこちらまで。

 

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