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『不快指数』のお話

<p><font face=”verdana, geneva, sans-serif”>今回は、不快指数のお話です。</font></p><p> </p><p>以前にもお話しましたが、体感温度とはまわりの温度が体温よりも低ければ、</p><p>人体と空気の間に温度の差が生じるので、対流による熱の発散が行われます。</p><p>空気温度が低いときには、まわりの壁や床の表面温度も低くなるので、輻射に</p><p>よる熱の発散も行われ、実際温度よりも低温に感じます。これが冬の寒さです。</p><p>逆にまわりの空気の温度が体温に近くなると、人体との温度差が少なくなりますが、</p><p>今度は汗などの発汗による潜熱発散で体温調整を行います。周囲の湿度が高いと</p><p>発汗による蒸発が十分に行われなくなり、不快な気持ちになります。</p><p>これが夏の蒸し暑さです。冬期に周囲が寒くても焚き火をすると直接火の暖かさが</p><p>感じられるのは、直射熱(顕熱)が空気の冷たさに関係なく光のように移動して</p><p>くるからです。太陽光の暖かさは代表的な顕熱です。このように体感温度は、周囲の</p><p>壁などからの輻射熱や湿度環境によっても大きく変わります。</p><p>潜熱と顕熱で感じられる夏の体感温度は、おおよその目安として下図の不快指数で</p><p>表現することが出来ます。</p><p><img src=”http://samidare.jp/m-seino/box/29.7.7.jpg” style=”width: 400px; height: 494px;” /></p><p><img src=”http://samidare.jp/m-seino/box/29.7.7-2.jpg” style=”width: 450px; height: 248px;” /></p><p> </p><p> </p><p> </p>まだまだ、不快指数が高くなる日がつづきます。<br />ゆっくり休める住いには、温度と湿度がコントロールされた快適な環境<br />が必要ですね。<br />