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梅雨前に換気のお手入れを

そろそろ掃除しなきゃと思いながらも、なかなか出来なかった換気システムの掃除ですが、家内からせつかれて、昨日出勤前に早起きしてようやく掃除しました。

※ 拙宅は、面積の関係上換気ユニットが2台あり、室内のグリルと合わせて所要時間は約30分です。

 

汚れたフィルター画像は、笑われるので公開しませんが、案の上、吸気側も排気側もけっこう汚れておりました(汗)

※ 室内にあるグリルは、給気側(外から入る)は、汚れていませんので特別な掃除は必要ありませんが、排気側(汚れた空気を出す)は、掃除機や布巾などで掃除してください。

換気フィルターのお掃除は、梅雨に入ると湿度が高くなり、汚れていると目詰まりを起こし、換気が正常に働かなくなる場合がありますので、梅雨に入る前にしていただきたいと思います。

いつも、話しておりますが、換気は、窓明け換気が、一番の王道ですが、生活の変化や、防犯上の問題、花粉やPM2.5などの侵入もあり、窓もおちおち開けられなくなっている中、空気の守り役として換気システムはとても重要です。

グラフの通り、人が体内に取り込む物質を重量比で比較すると、空気が一番多く、とりわけ、家の中の空気が大半を占めているのがお分かりいただけるかと思います。

水や食品ももちろん大事ですが、健康を考えれば室内の空気もとても大事です。

空気は、目に見えないのでなかなかその汚れは、分かりづらいのですが、常に綺麗な状態に保つには、概ね2時間に1回、空気の入れ替えが必要と言われれており、弊社の換気設計もそのように計画しております。

また、換気が正常に働くには、家の気密性能が非常に大事で、性能が悪いと換気過多や換気不足・換気のショートカット(排気口周囲の空気しか排気されない)を起こしてしまいますので、最低でもC値(家の相当隙間面積)は、2,0以下が必要で、新築後の経年変化も想定すると1.0以下が望ましいとされております。

ご存知の通り、弊社の平均C値は、0.46という業界トップレベルですが、フィルターなどが汚れていると、性能が十分に発揮されない場合がありますので、最低でも春と秋の2回は、清掃下さいます様ご案内申し上げます。

※ 換気について、説明すると、うちは隙間だらけで自然換気が働くから大丈夫というお客様が、けっこういらっしゃいます。隙間換気が働くのは、温度差のある冬や春や秋の朝晩だけの話で、外との温度差が少ない時期は、よほど風が強ければ別ですが、隙間がいくらあっても、空気の対流は起きずに換気はされません。熱帯夜に、窓を開けても無風の時は風の動きが感じないのはその為で、隙間風は温度差によって生じる温度差換気とご理解いただければ幸いです。