2023年8月5日
火災保険の話
お家を建てたら、生命保険と同じように火災保険に入ります。一応義務ではないのですが、ローンを利用する方に限っては義務だと思って頂いてOKです。
なぜ入らないといけないのか・・・、それはお家が燃えたら大変だからです。「私はたばこは吸わないし、IHで火を使わないから火事にはならない」と思っていても、交通事故と同じようにもらい火という可能性もあります。
また昨今、万が一の大地震に備えて地震保険にも入ります。地震保険は火災保険の半分(火災で2800万だとすると地震は1400万)ですが、火災保険の選択肢の一つとして入ることが出来ます。今のところ地震保険に入らないという人に巡り合ったことがないくらい、宮城では加入率100%かも。
【補償項目の紹介】・・・火災保険はそれ以外にも色んな保証がついているので、今回はそれらの一部をご紹介します。
◆水災 : 昨今の温暖化でゲリラ豪雨で河川の氾濫や排水処理を上回る降雨での床上浸水など、地域によってはこれらも入っておいた方がいい場所があります。ハザードマップなどでご確認ください。
◆風災 : 強風の日に玄関ドアを開けたらドアが持っていかれて壊れた、これも火災保険で補償されます。
◆盗難 : その気になれば泥棒さんはどんな家でも入れると言います。ただ5~10分で入れない家はあきらめるそうです。
◆家財 : 火災や地震で失うのは家だけではなく家電や家具などもです。家財はそれらも保証します。何でもかければいいというものではなく、例えば風災で家財はかけなくていいかなとか、地震の家財はかけた方がいいとかカスタマイズできるといいと思います。
◆個人賠償責任補償 : 住宅に起因する事故、または日常生活の事故により、他人にケガをさせたり他人のモノを壊したりしてしまった場合の補償です。
【設定条件の語句説明】・・・申込時に知っておいた方がいい言葉を簡単にご説明します。
◆保険期間 : 今では最長5年になりました。昔は35年という時期もあったのですが、災害が連発しているので、短期間にして都度値上げしやすいような体制にしているんでしょうね。年払いと5年一括払いなどが選べます。
◆耐火性能 : 在来軸組は分類上はH構造という「耐火性能なし」分類となります。決して耐火じゃない訳ではないので、ご安心を!ただ、どういう訳かツーバイフォー工法はT構造という耐火性能が高い(保険が安い)分類になります。この辺は政治的な事情があるのか・・・
◆耐震割引 : 長期優良住宅は耐震等級3の性能評価を受けられるので、割引があります。
◆免責金額 : 何かあった場合に一円も出さずに修理する場合は免責金額0ですが、例えば5万以下は免責としておけば少額の修理は手出し有ですが、保険金額は安くなります。
【どこの火災保険がいいか】
これは一概には言えません。安ければいいというものでもなく、当たり前ですがかけた保険を万が一の時にちゃんと支払ってくれるかが一番大事です。あとは水災が起きない地域は水災を外せるとか、家財の額や、風災や盗難など要/不要を細かくカスタマイズできる方いいかもしれませんね。
迷った方は弊社にお任せ下さい。弊社はあいおいの火災保険を取り扱える指定店舗になっております。
- 加納貴志