2016年6月20日
ダンパーは、閉鎖してください!
宮城県地方もいよいよ梅雨となりました。アナウンスが少々遅れましたが、もしダンパーを開放したままのお客様がいらっしゃいましたら、閉鎖していただくようお願いいたします。
この時期は、寒暖の差が激しく、暑くなったり、少々肌寒かったりしますが、外断熱の家では、暑かろうが寒かろうが、家の中の温度は24℃~25℃とほぼ一定です。
よくお客様から、外が寒い時は暖かく感じ、暑い時は涼しく感じる不思議な家ですね~と言われますが、これからの季節が外断熱の本領発揮の時期でもあります。
一応、本に書かせていただいた我が家の、梅雨時の暮らし方を転記いたしますので、ご参考にしていただければと思います。
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湿気に悩まされることの多い梅雨時の暮らし方についてもご説明いたします。
我が家に限らず、ソーラーサーキットにお住まいの方々は、梅雨時の暮らしが劇的に変わったという方がほとんどです。
注意していただきたいのは、梅雨時でもダンパーを閉鎖するのを忘れたりしている場合で、開放したままの状態だと、除湿をしても効果は限定的で、逆に寒くなったりする場合もあり、残念ながら快適とは言えなくなってしまいます。
5月に解放させたダンパーは閉鎖していただきたいのです。
開放型の住まいから、閉鎖型の住まいにすることで、従来の住宅のように知らず知らずのうちに、侵入する外気はほとんどなく、家の中に取り込まれるのは、計画換気による外気の導入のみとなります。
そうすることで、この時期は外断熱の保温性が発揮され、外気に比べて室温が高めになることが多く梅雨寒を感じることも、ほとんどなくなります。
したがって相対湿度も低くくなり、生活によって室内で発生する水蒸気は、換気によって常時排出されるので、大分じめじめ感は和らぐのです。
※ 冬場に、換気運転を弱運転にした場合は、通常運転に戻すこともお忘れないようにしてください。
しかしながら、自然の状態で理想とされる60%台の湿度を常時維持するのは難しく、ある程度の除湿は考慮しなければなりません。
特に室内で、洗濯物を干したりする場合は、除湿乾燥機やエアコンの除湿機能を上手に活かした生活も必要ですのでご注意ください。
※ お客様から、よくお聞きしますが洗濯物を干す時は、扇風機がかなり威力を発揮するそうです。風をあてることで乾燥時間がかなり短縮するそうですので参考にして下さい。
また、梅雨時であってもカラッと晴れあがった時には、窓を全開にして、空気の入れ替えや押入れやクローゼットの中に風をあてたりするのも有効となります。
※ 私の家にはついていませんがソーラーサーキットには、換気システムに除湿が連動するリフレアという除湿ユニットがあり、梅雨から夏にかけての全館除湿が可能です。
いずれにしても、従来の家や内断熱の家と比較すると、湿度は低く抑えられるので、日々の湿度管理を適度に心がけることで、梅雨時であっても快適に過ごせるようになります。
※我が家では、梅雨時は出来るだけクローゼットなどの扉は開放したままにしています。そして電気料金のお得な夜間の時間帯に除湿機やエアコンの除湿運転を行い、室内の相対湿度を60%台にキープしています。室内で物干しする場合は2階のホールに設置してあるエアコン前の物干しスペースで、除湿機とエアコンの除湿運転で乾かしています。短時間でカラッと乾くので、部屋干しのいやな臭いはありません。
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