前回は,寒い時期の入浴時の危険についてお話いましたが<br />今回も同じようなお話で恐縮ですが大事なことですので<br />ご紹介いたします。（だいぶ以前にＵＰしました記事です。）<br /><br />室内の温度差が引き起こす危険な状況それは、血圧の上昇と密接に関係しています。<br /><br />一日の内で血圧が最も低くなるのは、就眠後の１～２時間だと言われています。<br /><br />このような寝ている状態から急に立ち上がると、それだけで血圧が上がります。<br /><br />お年寄りや高血圧症の方などは、就眠中に催してトイレに立とうとすると<br />それだけでも危険です。さらに、就眠中の布団の中の温度は、32～34℃位だそうです。<br /><br />冬期間、今までの一般的な住宅では廊下は暖房していませんから、5℃位に想定して<br />みても、布団から廊下に出る間の温度差は27℃以上もある事になります。<br /><br />この場合、血管が急激に伸縮し、血圧は急激に30ポイント位上昇するそうです。<br /><br />これが皆さんよくご存知のヒートショック（温度変化による急激な血圧上昇）<br />と言われる現象です。血圧が120mmＨｇ位の健康な人でも、急激に150ｍｍHｇ<br />位に上がってしまいます。このような急激な血圧の変化に対応することが困難な<br />お年寄りや、高血圧、心臓病などの病歴を持つ方は、弱った血管が切れてしまうなど<br />何らかの障害を起こすことになります。<br /><br />トイレばかりでなく風呂場や普段使用していない部屋など、暖房されていない部屋<br />は、温度差が激しく危険な場所になります。<br /><br />健康的な暮らしをする為には、家全体が温度差の少ない高性能な住宅にすること<br />必要ですね。<br />