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キッチンの換気も有効です。

室内空気を清浄に保つために、換気の重要性について話す機会が多いのですが、うちは隙間だらけで、換気しなくても大丈夫という方が結構いらっしゃいます。

あながち間違った話ではないのですが、家の隙間によって、隙間換気の機能が発揮されるのは、室内と屋外の温度差が大きい冬場などに起きる現象です。

気温が高くなる時期(特に6月~9月)になると、室内外の温度差が小さくなり、余程の強風でも吹かない限り、家に隙間があってもほとんど換気には役立ちません。

隙間の大きい古い家でも、夏場に家を空けて帰るとムッとしたり、暑いからといって窓を開けても風が入ってこないのは、温度差が少ないからです。

こんな時に、何気に有効なのがキッチンの換気扇です。

シックハウス法の制定により、2005年以降の住宅には、計画換気が義務化されており、計算上、2時間に1回の換気量が求められています。(気密が悪いと十分に機能しません)

一方で、キッチンの換気は、機種にもよりますが、1時間強運転していると、400m3~600m3の排気量があり、30~35坪程度の家であれば、1時間で1回~2回分の空気が入れ替わる計算となり、窓を頻繁に開けずとも同等以上の換気が出来ることになります。

電気代は、概ね1時間あたり5.6円位ですので、長時間回し続けても、さほど負担にはなりません。

冬場なら気になる暖房費のロスも、この季節はほとんど関係ないかと思います。

換気扇を運転する場合は、家中の扉やドアを解放するとより効果的です。

相変わらずコロナの感染者が増加しているとの報道を目にしますが、換気は、有効な予防対策でもあり、逆に、過度な消毒や殺菌は皮膚や呼吸器・神経系にも悪影響を及ぼす場合があります。

鬼は外ではありませんが、ウィルスやその他の空気中に含まれる有害物質を外に追い出して、キレイな空気の中で暮らすのが、コロナに限らず多くの疾病予防や早期の治癒にも有効な手段ですので、良ければお試し下さい。

※ 弊社の建物は、計画した換気量が確保されていますので、調理など以外でのキッチン換気は、必要ございませんが、臭いが気になる場合にキッチンの換気も利用する場合、高気密住宅用の同時給排タイプの換気扇を使用しておりますので、強運転等にて、長時間運転すると室内に負圧が生じ、換気の空回り状態が起きる場合がございますので、一応、リビングなどの窓を1センチ程度で構いませんので開けて下さい。またお出かけになるの場合は2階の窓やトイレの窓でもOKです。