2015年5月19日
私のお勧め本
今回私がお勧めしたい本は、『心の乱れを整える 9つの習慣』 著者 植西 聰氏の本です。
人生のあらゆる出来事には、ネガティブな面とポジティブな面があります。
『こんなにつらく、苦しいことはない』と思うような出来事にも、かならず、考え方や見方を変えれば、
前向きにとらえられる面がある。大切なのは、心が動揺する出来事が起こったときに、そこから
すばやくポジティブな面を探し出すことができる思考を身につけることです。
物事を前向きにとらえ、ネガティブな面からポジティブな面に考えを逆転させる『楽天思考』が、
心の動揺を落ち着かせるきっかけになります。どんなに心が乱れても、すばやく心を整える
習慣を身につければ、日々、心を穏やかに保て、生きてゆくことが楽しくなるという本です。
①禅の言葉『日々是好日』・・・毎日、平穏な心で暮らしていく といった意味です。
②反対意見を言われたときこそチャンス・・・自分の意見を言えば、それに反論する人もいます。
カッとなったりせず、『いいことを教わった』と考えればよりよい結論を導き出すヒントになる。
③心の落差を小さくする言葉・・・
『失意泰然』・・・物事が上手くいかず、失望する事があっても、何事もなかったように
穏やかな心境でいることの言葉。
『得意淡然』・・・物事が上手くいっても、有頂天になったり、おごり高ぶることなく、
やはり何事もなかったように平安な心境でいることの言葉。
④古代中国の思想家 孔子の言葉『和して同せず』・・・周囲と協調はするが、むやみに同調せず、
主体性を持って生きるという言葉。
⑤禅僧の言葉『誠実さ』・・・名誉や利益だけのために生きる人には、『誠実さ』というものがない。
『名誉を得たい』という欲に心をとらわれると、人は平気で『嘘をつく』ようになり、『利益を得たい』
という欲に、我を忘れてしまうようになる。自分の名誉や利益を得るためには、
『他人をおとしいれたり、だましたり』
汚い手を使っても、たとえ人を傷つけることがあっても平気でいる心境。
⑥禅語『瑞』・・・清らかな心境・若々しい心・美しい気持ちといった意味。
何事にであれ一生懸命になって没頭することで、『瑞』という心境を得られる。
⑦禅語『心身一如』・・・心と体は一体であり、相互に影響し合っているという意味。
背筋をまっすぐに伸ばす。体が左右に揺れないように心がける。穏やかに深呼吸する。
その他にもいろいろ参考になる言葉が記載されています。是非、読んでみては如何でしょうか。
- 加藤浩