2015年5月19日
イデアルグリーンでバーク舗装
駐車スペースの舗装といえば、コンクリートやアスファルトが一般的ですが、環境に優しい舗装として昨今、バーク舗装やチップ舗装などの自然系舗装が注目を浴びています。
一般の住宅地などへの普及はこれからといったところですが、環境に優しい外断熱の家造りとも相性ピッタリですので、弊社の大和町鶴巣事務所のお客様駐車場にて試験施工を開始しました。
山砂1に対し、イデアルグリーン0.05(杉樹皮パウダー)・バークワン0.05(杉チップ材)・セメント0.12の割合で混合し、ビースターという無機系土質改良剤を加えて施工します。
バーク舗装は従来のコンクリート舗装に比べ
〇 セメントの使用を最小限に抑える為に、土壌中へのアルカリ分などの有害成分などの溶出を防止し、周辺環境の二次公害を起こしません。
〇ビースターの効果により、粒子を針状結晶で連結固化する為、ミクロンオーダーのポーラス土壌となり、透水性や弾力性に優れ、吸着性能や脱臭性能も兼ね備えます。
〇駐車場としても、十分な圧縮・曲げ・引っ張り強度となり、改良された路盤は力学的に粘弾性に富み、路床への荷重分散効果が高まり不同沈下が起きにくく地盤支持力も高まります。
〇夏場の路面温度の上昇を抑える事でヒートアイランド現象を抑える効果があります。
〇既存の土を利用出来るので、資源の有効利用が図れて、残土の搬出や骨材の搬入など施工性や経済性にも寄与します。
〇将来の解体処分時においても、費用の軽減を図れるとともに、環境への負荷を極力軽減します。
〇バーク独特の色合いによって、美観的にも優れ、オリジナリティの高い自然に優しい舗装となります。
今後、試験施工により、強度や品質などを精査した上で、オリジナルバーク舗装工法としての展開も検討しておりますが、弊社のお客様にはいち早く、駐車場やアプローチの舗装・室内の土間などへの利用をご提案もさせていただきたいと思いますので、ご興味のある方是非一度ご覧いただければと思います。
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