今回は、『断熱リフォームの効果的な方法』のレポートをご紹介いたし<br />ます。<br /><br />【一般に、建物の断熱性能は、壁の中や天井裏に断熱材を入れることで<br />向上させます。これから計画する新築住宅では、高断熱化は、難しくあ<br />りません。<br />　しかしながら、既に建っている住宅に断熱性を追加することは簡単で<br />はありません。従来から、既存住宅の高断熱化では家全体を断熱化し、<br />新築と同様の屋内環境にすることが推奨されてきましたが、このやり方<br />では戸建て住宅一軒当たり数百万円のコストと数か月の工事期間、場所<br />によってはその間の仮住まいが必要になります。<br />　このようなことが実施できる場合は多くないのが実際です。私たちは<br />住宅を全体ではなく、部分的に断熱化する手法を推奨します。単にリビ<br />ングだけ、寝室だけ、と言った居室単独を断熱化するのではありません<br />。リビングと近くの洗面所・といれを一つのゾーンとして断熱材で囲う<br />、寝室とトイレを一つのゾーンとすることなどを想定しています。この<br />ようにすることで通常の日常生活での低温対策を行う事が出来、健康性<br />が向上することが期待されます。】<br /><br /><br /><img src=”http://samidare.jp/m-seino/box/20150404201820.jpg” border=”0″><br /><br /><br />これから新築する住宅を高断熱・高気密住宅にすることは難しいことで<br />はないようです。<br />　しかし今後問題とのるのは、全く性能を満たしていない我が国の既存<br />住宅です。理想的には、全面リフォームが前提ですが、お年寄りや資金<br />の都合がつきにくい方々には、上記の提案・ゾーンリフォーム・は、非<br />常に合理的であります。寝室や風呂・トイレなど、ヒートショックを起<br />こしやすい居住スペースを重点的に高断熱化し、リビングなどの広い空<br />間は、冬期でも比較的暖かい日中に使用し、夜間は断熱スペースを積極<br />的に使用するという考え方ですね。<br />これからのリフォームの考え方として非常に参考になりますね。<br />””