2015年3月29日
断熱は省エネより健康保全に必要(高性能住宅を推進する必要性)
今回は、『省エネよりも大切な健康保全のための断熱性能について』の<br />レポートをご紹介いたします。<br /><br /><br /><img src=”http://samidare.jp/m-seino/box/20150329135638.jpg” border=”0″><br /><br /><br />【住宅の断熱性能を示す指標にQ値(熱還流率)と呼ばれるものがあり<br />ます。この数値が小さいほど、断熱性能が高くなります。<br /><br /> 上図は、住宅のQ値と暖房に必要なエネルギー量並びにトイレ室温の<br />関係を表しています。現在の住宅省エネルギー基準で推奨されているQ<br />値は、2.7(Ⅳ地域)です。<br /> これまでの省エネルギー量は、40GJ以上ですが、これよりQ値を小さく<br />しても、暖房に必要なエネルギーはそれほど減りません。省エネを追及<br />するなら、断熱はあまり高い効果は期待できません。ところが、私達の<br />健康に関係が深いと考えられる暖房を使わない場所の代表として示し<br />ているトイレの室温変動(自然室温と言います)では、断熱を高めるほど、<br />温度は上がり続けます。健康改善を考えるのであれば、さらに断熱を<br />ますます強化することが重要と言えます。<br /> エコリフォームの場合も、断熱の量を多くしてQ値を高めても省エネ<br />ルギー効果はあまり期待できませんが、健康を考えた場合、トイレや浴<br />室などヒートショックの予防のためには、断熱の強化は大きな意味があ<br />ります。高断熱は、省エネルギーと共に家族の健康を保つために必要な<br />ことだという認識が必要になります。】<br />(次世代省エネルギー基準のQ値2.7(Ⅳ地域)は、熱貫流率U値表示<br />の1次エネルギー換算では、5地域(トップランナー基準)で45.4GJ程度<br />です。)<br /><br /><br />住宅の断熱性能は、無暖房空間の温度を上昇させ、様々な家庭病の発症<br />原因を少なくします。無暖房空間であっても10℃以上の温度が必要です。<br /><br />健康を考えた場合、トイレ等の無暖房室や浴室などで起こるヒートショック<br />の予防のためには、断熱の強化は大きな意味があります。<br />””
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